(※画像はイメージです/PIXTA)

近年、近視用の眼鏡をかけている子供を見かけることは珍しくない。それだけ近視を患う人が増えているということだろう。眼鏡により視力は補えるが、視力低下は別のリスクをもたらす可能性があるという。衆議院議員であり眼科医でもある吉田統彦氏に、近視について社会的状況との関連を踏まえ、要因や危険性、予防法など紹介してもらう。

コロナ禍こそ太陽光の照射を

最後に、途中にも若干述べましたが、VLとBLのメンタルへの影響も簡単に述べたいと思います。眼の網膜にOPN(オプシン)5という非視覚系の光受容体があり、VLはOPN5を活性化します。このOPN5は脳波を含めた脳機能に影響を及ぼし、うつなどの精神・神経系の治療に有効な可能性があります。

 

逆に網膜にあるOPN4と呼ばれる非視覚系の光受容体は、BLに反応してサーカディアンリズムをコントロールします。今まで悪者扱いしてきたBLも日中に浴びることで、夜にメラトニンが分泌され、サーカディアンリズムを整えるため、質の良い睡眠をもたらします。

 

つまり太陽の光はメンタル面でも重要だと考えます。起床したら、窓を開ける、日中時間がある際には外に出る、などコロナ禍であっても心身の健康の維持の為に適切に太陽の光に当たることは重要だと考えます。
 

 

 

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