実は7人兄弟だった…初めて空を飛んだライト兄弟の悲しい死因 (※画像はイメージです/PIXTA)

航空機の発達には、実に目覚ましいものがあります。1903年にライト兄弟が初飛行に成功してから、わずか60年で人類は月まで到達しました。最近では、音速の8倍ものスピードで飛行する戦闘機が作られ、民間企業が有人ロケットを打ち上げて、宇宙に行く時代になりました。初飛行に成功したライト兄弟とは、どんな兄弟だったのでしょうか。ライト兄弟のその後と、晩年について解説します。

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ライト兄弟に関する誤解

ライト兄弟は、世界で初めて飛行機を飛ばしたことで有名です。ライト兄弟とは、兄のウィルバーと弟のオービルのことです。ライト兄弟は、この2人兄弟と思っている方も多いようですが、実際は7人兄弟です。

 

また、ライト兄弟は純粋に飛行機を研究し、開発していたのではありません。つまり、科学者として、飛行機を研究していたわけではないのです。ライト兄弟は商売として、飛行機を開発していました。

 

世界で初めて飛行機を飛ばしたということから、「機械が空に浮くなんてあり得ない」と嘲笑されながら、コツコツ研究を続けたイメージがありますが、実際にはライト兄弟と同時期に、多くの人が飛行機を飛ばそうと躍起になっていました。

 

そのため、ライト兄弟よりも先に、飛行機を飛ばすことに成功していた人が、いる可能性もあります。ライト兄弟が初飛行に成功したときは、数人の立会人がいて、しかもその中の1人が初飛行の様子を写真に収めたので、「証人」と「証拠」が揃っていたため、疑いのないものでした。もしかすると、誰も見ていない状況で、ライト兄弟よりも先に、空を飛んだ人がいるかもしれませんが、公式には初飛行に成功したのは、ライト兄弟ということになっています。

 

現に、グスターヴ・ホワイトヘッドが、ライト兄弟より2年も前の1901年8月に、初飛行に成功しているとの指摘もあります。実は、ライト兄弟が初飛行に成功してから、短期間のうちに次々と、何人もの人が飛行に成功しているのです。本当にライト兄弟が初飛行に成功したのだとしても、ライト兄弟とほとんど同時期に、飛行に成功した研究者が数多くいたことは間違いありません。

 

なぜそんなに多くの人が、飛行機の研究をしていたのかというと、アメリカ陸軍に売り込むためでした。飛行機を開発して、新兵器として陸軍に売り込んで、ひと儲けしようとしていたのです。もちろん、ライト兄弟の目的も同じでした。

1955年宮崎県生まれ。明治学院大学文学部英文学科卒業。システムエンジニア歴25年。フリーライター歴15年。初期の頃は雑誌など紙媒体を中心に、現在はWeb記事を中心に執筆。執筆記事数は7000本を超える。
サブカルチャー、ムック本などのほか、時事ニュースやコラム記事の執筆もある。歴史が好きで、幕末史に独自の見解を持つ。大正時代、昭和初期の歴史にも興味があり、誰も書かなかった近代史を書きたいとの構想がある。
著書:
鹿児島あるある(TOブックス)
勝手に現代風にアレンジしたことわざ辞典(三交社)

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