社員が手足のように動く!…社長のスゴい「経営計画」11項目 (※写真はイメージです/PIXTA)

「売上が上がらない」「社長の意図とは違うことを社員がやっている」…中小企業は日々、さまざまな経営課題を抱えています。経営計画は単に数値目標中心ではなく目標達成のための施策や施策実現のための行動計画を作成していくこと必要です。※本連載は、宮内健次氏の著書『経営計画100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋、再編集したものです。

何のために経営計画を社員参加で作るのか?

①自社のめざす先が明確になる

 

経営計画によって、経営ビジョンが明示されます。経営目標も定められますので、会社のめざす先がはっきりします。行き先が明確になるので、社員も迷うことなく進んでいくことができます。

 

②効率的な経営が可能になる

 

経営計画では、まず全体の目標が設定され、その目標から、各部門が部門目標を設定します。この部門目標にもとづいて活動していくため、部門間の行動が統一され、それぞれが違った方向にいくことがなくなります。つまり、経営計画を作ったあとは、ムダな行動がなくなるのです。

 

③自社の力を知ることができる

 

経営計画を作る中で、自社のあり方を徹底的に分析することになります。このため、自社の強みと弱みがわかります。

 

たとえば商品なら、業界全体の中で、自社のどの製品やサービスが強いのかが明確になりますし、また逆に、どの製品やサービスが弱いのかもわかります。さらに、財務面や労働面などからも、自社の長所や改善すべき点を理解することができます。

 

④自社の外部環境を把握できる

 

同じように、自社の置かれている経済環境、競争環境、市場環境、労働環境、業界環境なども分析することになります。自社の外部環境がどのように変化しているかをつかむことができるのです。

 

⑤社員のモチベーションが上がる

 

「3年後あるいは5年後に、会社はこうなりたい」ときちんとビジョンが明示されると、社員は、達成しようとする意欲をもつようになります。これが最大のメリットといえます。

 

⑥金融機関の評価が向上する

 

融資などの際、金融機関は中小企業に、どのような経営計画を作り、どう取り組んでいるのかという情報を求めてきます。具体的には、経営理念・経営ビジョン・経営目標・経営方針などの作成が求められ、こうした内容をしっかりと組み込んだ経営計画を作成することが、金融機関の評価向上につながっていきます。

 

ワンポイント
経営計画の作成は、将来が明確になり、社員のモチベーションを上げることになる。

具体的行動
お金を借りるときに、あわてて作り上げるものではない

 

 

宮内 健次

中小企業診断士 社会保険労務士

 

 

中小企業診断士
社会保険労務士

株式会社千葉銀行に入社し、支店、本部勤務後、株式会社ちばぎん総合研究所にてコンサルティング部門を25年間経験し部長職などを歴任。その後、公益財団法人千葉県産業振興センターに入社し、経営相談に2020年まで携わる。

コンサルティングでは、経営計画の作成・推進支援、経営改善支援、5S導入支援、人事制度構築支援、社員教育などを行う。

その他、各地商工会議所などでの講演、TV出演、新聞・経営専門誌への寄稿など多数。

【主な著書】
『黒字を実現する20の「仕組み」の進め方』(中央経済社)
『A4一枚で成果を出す!まんがでわかる 経営計画の作り方、進め方』(ウェッジ)
『A4一枚から作成できる・PDCAで達成できる 経営計画の作り方・進め方』(日本実業出版社)

著者紹介

連載成果を出す「経営計画」100の法則

A4一枚で作る PDCAを回せる 経営計画100の法則

A4一枚で作る PDCAを回せる 経営計画100の法則

宮内 健次

日本能率協会マネジメントセンター

「経営計画」は「A4用紙一枚」から。 この1冊で「A4一枚×経営計画」の基本がわかる。 1万件以上の経営指導をした元銀行マンが教える、最もシンプルな経営計画の実践メソッド。 経営計画をつくり、きちんと儲かる会社に…

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