老後資金が心配な人!だれでも資産形成できる「他力本願テクニック」を紹介 ※写真はイメージです/PIXTA

老後資産の形成は、多くの人にとって重要なテーマです。しかし、散財することなく地道に働き続けているはずが「思ったほど積み上がらない…」というのが実感ではないでしょうか。人間はどうしても強固な意志を持ち続けることが難しく、目の前の事象に心が囚われがちです。そんな弱点を補うには、「他者の力」を利用することが有効なのです。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

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自分の意思だけで、老後資金を積み上げるのはしんどい

ダイエットの本が売れるのは、ダイエットが難しいからです。ダイエットが難しいのは、人々の意思が弱いからです。夏休みの最終日に泣きながら宿題をやった記憶がある人も多いでしょうが、これも意思の弱さが原因ですね。

 

しかし、これは仕方のないことなのです。人間の眼の錯覚は有名ですが、脳も錯覚するようにできており、遠い将来よりも目の前のものを大事に考えるようになっているのです。そのほうが人類の進化の過程において生き残りに有利だったのでしょう。したがって、意思が弱い人は進化した人なのです(笑)。

 

そうはいっても、老後資金が貯められないのでは、気休めにしかなりませんね。意思が弱くても老後資金がしっかり貯められるような工夫が求められているわけです。

 

意思の弱い人が自分の決意を貫徹するには「他人の力」を借りるのが便利です。どのようにして借りればいいか、考えていきましょう。

「天引預金・財形貯蓄・投資信託」で口座残高を減らす

ダイエット中の人の目の前にケーキを置いておくのはイジメです(笑)。それと同様に、財布のなかに多額の現金を入れておくのは、金を貯めようと思っている自分に対するイジメです。使おうと思えば使えるのに使わない、というのは非常につらいことだからです。

 

そうであれば、財布のなかの現金を減らしておけばいいのです。毎週1万円しか引き出さないと決める、といったことも可能でしょうが、これも2万円引き出したい自分との戦いになりそうです。

 

ならば、財布の現金のみならず、銀行預金の残高も減らしてしまえばいいのです。簡単なのは、給与天引きの社内預金や財形貯蓄をして、銀行口座に振り込まれる金額を減らすことでしょう。

 

そうでなくとも、金融機関に「投資信託の積み立て投資」を申し込めばいいでしょう。毎月一定額を預金から引き落としてくれますから、これも意思の弱い人の味方です。預金を引き出したくても引き出せない状況を作り出してくれるわけですから。

 

なお、投資信託の積み立て投資は筆者が強く薦める老後資金の運用法です。預金はインフレに弱いので、資産の一部は投資信託で持とう、ということなのですが、それについては別の機会に詳述します。

 

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経済評論家

1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と無関係に個人として行なっているものであるため、現職欄には経済評論家と記すものである。

著書に、『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』『初心者のための経済指標の見方・読み方 景気の先を読む力が身につく』(以上、東洋経済新報社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)、『退職金貧乏 定年後の「お金」の話』『なぜ、バブルは繰り返されるか?』(以上、祥伝社)、『経済暴論』『一番わかりやすい日本経済入門』(以上、河出書房新社)など多数。

趣味はFacebookとブログ。

著者紹介

連載老後資金の不安を解消!経済評論家・塚崎公義氏の「資産管理・資産形成術」

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