東京ロータリークラブが始めた「米山基金」の真の目的とは? (※写真はイメージです/PIXTA)

高崎経済大学経済学部教授、さくらジャパン税理士法人の税理士である田中久夫氏の著書『ロータリークラブに入ろう!』より一部を抜粋・再編集し、知られざる「ロータリークラブ」の魅力について解説する。

ロータリークラブが掲げている「クラブ」の語源は…

ところで、ロータリークラブが掲げている「クラブ」(club)という言葉は、かの文豪ウイリアム・シェイクスピアによって造られたと言われている。

 

いまから四世紀ほど前、当時一八歳の文豪の卵は毎日の放蕩生活のなか、村の領主に命ぜられ、彼の子を身ごもった年上の女性と結婚させられる。

 

その後、彼はロンドンに逃亡して戯曲家として勇名を馳せることになるが、ところが有名になればなるほど周囲に人が群れてきて好きな酒もおちおち飲めないようになる。

 

たまりかねた文豪は、居酒屋の主人に断って奥の一室を借り、本当の友人だけを招いた集いの部屋を設けた。そこで宣言したのが、「同好の諸君、明日もここに集まろう。古代エジプトのコプト語をヒントにして、われらの集いを『クラブ』と命名する」であった。

 

こうして「気のおけない同好者の集い」を意味する言葉、「クラブ」が誕生した。

 

僕たちの組織「ロータリー」も「クラブ」と呼んでいる。ロータリーのスピリッツを共有する気のおけない仲間たちの集いだ。

 

因みに、「ロータリー」の名称は、集会(例会)を会員各自の事業所で順番に開いたことから名付けられたものだ。

「割に合わないこと」がロータリーの真骨頂

ロータリークラブが出来て間もないころ、アメリカのとある新聞記者(※25)はロータリーの創始者ポール・ハリスに取材したのちに、次のような記事を書いている。

 

「最近、巷に変な団体ができた。彼が組織した団体は奇妙なことに、会員はその団体から何も得ないどころか、善を行うという特権を手にするために会費まで払うのである」

 

まさに、ここにこそロータリーの真骨頂がある。費用対効果を考えると割に合わないことだ、無駄遣いだ、偽善だ、金持ちの道楽だ、と思われる人もいるかもしれないが、それでもロータリーを愛して死ぬまで会員を続ける人が大勢いる。

 

一体、僕たちはロータリーの何に惹きつけられているのだろうか?

 

ロータリーの魅力について、それはロータリーによって「人生の目的」を知ることが出来るからだ、と言う人がいる。僕もそれに同意する。

 

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『ロータリークラブに入ろう!』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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