(※画像はイメージです/PIXTA)

人は何十年も生きてくるとだんだんワンパターンの日々を送っていることに気づきませんか。会う人、仕事、息抜き、食べるメニュー、応援するチームなど、気づけば同じパターンの繰り返し。少しずつ視野が狭くなってきていませんか。どうすればいいのでしょうか。※本連載は松尾一也著『40代から深く生きる人、浅く生きる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

元気がなくてもいい、元気が湧くのを待つ

▼浅く生きる人=ポジティブ変身中毒になっている

 

プラス思考信仰、ポジティブ発想は世界中を包んでいます。

 

ただ世の中には、思いどおりにいかないこと、心底つらくなることで満ちあふれています。 また、なにもなくても「どよよ~ん」と感情が曇りっぱなしの日も続いたりします。

 

そういう場合、

 

ポジティブ。
ネガティブ。

 

あなたはどちらを選ぶの? と問われている気がしませんか。

 

じっさい、そんなに自動的にポジティブにはなれないものです。「わかってはいるけど無理」というときがほとんどです。

 

ネガティブ路線でもいいのです。

 

私の講演、研修でもモチベーションマネジメント(やる気・気力)をテーマにしています。 そこで必ずお伝えすることは、やる気や気力が萎えたときは、あわてて無理に上げないことが大事ということ。

 

そして「あぁ、自分は今、気分が落ちているんだな。やる気が出ないんだな」と受け止めてあげること。

 

リーダーは常に明るく、元気で、モチベーションも高くというイメージを強く刻まれますが、それがミドルにはつらくのしかかってきます。

 

やっぱり前向きになれないときや気力がしぼむときもあります。「元気がなくてもいい」と自分にOKを出してあげると楽になります。

 

南国のエメラルドブルーの海もあれば、漆黒のような沼もあるのが大自然です。

それぞれに特性があるのです。

 

福島県の裏磐梯の五色沼、それは神秘的で引き込まれるような美しさがあります。

 

沼は沼なりの魅力があります。その魅力のあり方を探してみるのも一興です。

 

人にも哀、憂、恨、消そうとしても消せない感情もあるのです。

 

いろいろな感情を味わい尽くすと人間的な深みが出てきます。

 

そしてまた自然と元気が出てくるときをゆっくりと待ちましょう。

 

松尾一也
株式会社ルネッサンス・アイズ

 

 

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松尾 一也

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