(※画像はイメージです/PIXTA)

日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は厚生労働省『医療施設調査』などから、日本国内の病床数に焦点をあててみましょう。

病床数が少ないのは「神奈川県」…多いのは?

まず、全国の人口を確認しておきましょう。

 

【都道府県「人口」トップ5】(単位:千人)

 

1位 東京都(13,921)

2位 神奈川県(9,198)

3位 大阪府(8,809)

4位 愛知県(7,552)

5位 埼玉県(7,350)

 

【都道府県「人口」ワースト5】(単位:千人)

 

1位 鳥取県(556)

2位 島根県(674)

3位 高知県(698)

4位 徳島県(728)

5位 福井県(768)

 

出所:総務省統計局『人口推計(令和元年10月1日現在)』より

 

上記を踏まえ、人口1000人あたりの病院病床数をみると、「全病床」は12.1床で、前年(12.2床)に比べ11床減少しており、全国的に、ゆるやかな減少が確認できます。

 

人口1000人あたりの全病床数が最も多いのは高知県(25.0床)で、鹿児島、長崎と続きます。感染症病床以外すべて(精神病床、結核病床、療養病床、一般病床)においてトップ5以内の高知県が、全病床数でのトップとなりました。一方、精神病床、感染症病床ともにワースト1位だった神奈川県が、全病床においても最下位となっています。

 

人口1000人あたりの「全病床」が最も多い県と最も少ない県を比較してみると、約3倍もの開きがありました。全体の結果をみると、首都圏の人口あたりの病床数は全国的に非常に少なく、「西高東低」の傾向にありました。

 

また、「全病床」トップ5の都道府県はまん延防止等重点措置の対象であるのに対し、ワースト5の都道府県は、緊急事態宣言の対象となっています(2021年9月8日現在)。

 

【都道府県「全病床数」トップ5】(1000人あたり)
 

1位 高知県(25.0床)

2位 鹿児島県(20.6床)

3位 長崎県(19.5床)

4位 熊本県(19.4床)

5位 徳島県(19.3床)

 

【都道府県「全病床数」ワースト5】(1000人あたり)

 

1位 神奈川県(8.0床)

2位 埼玉県(8.5床)

3位 愛知県(8.9床)

4位 東京都(9.2床)

5位 千葉県(9.5床)

 

出所:厚生労働省『令和元(2019)年医療施設(動態)調査・病院報告』より

 

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