人命を預かる医師にふさわしい趣味…「哲学」でストレス解消を (※画像はイメージです/PIXTA)

誰でも一度は、哲学について、考えたことがあるのではないでしょうか。哲学という言葉に、知的な響きを感じる人もいるかもしれません。そのため、読むわけでもないのに、本棚に哲学書が置いてあるという人もいます。このように、多くの人が哲学に関心を持ちますが、では「哲学とは何か?」と聞かれると、答えられる人はほとんどいないでしょう。哲学は、生きることに通じる学問なので、人命を預かる医師にふさわしい趣味です。哲学の本質とは何か、哲学は人生にどう役に立つのか、早速見てみましょう。

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哲学とは

哲学は、約2500年前から存在する思考法です。つまり、物事の本質を見抜いて、問題を解決するための方法を考えるのが、哲学なのです。哲学というと、机上で考えるだけの学問で、実生活には役に立たないと思っている人もいるでしょう。というのも、哲学は「私は何者?」とか、「時間とは?」「愛とは?」「人は何のために生きるのか」など、抽象的な概念を追求するイメージが強いので、現実には役立たないと思われています。しかし、哲学は人間が生きていく上で、重要なヒントを与えてくれる学問なのです。

哲学的な考え方を身につける

哲学的に考えるとは、具体的にどういうことなのでしょうか。物事の本質をとらえるのが、哲学的な考え方と言われますが、まだ抽象的でよくわかりません。物事の本質をとらえるとは、たとえば「生きることの本質」「恋の本質」などを、自分に問いかけることから始まります。そして、同じ疑問を持つ人たちと交流しながら、本質に迫っていくのが哲学のあり方なのです。そして、答えを導き出すと、それをみんなに披露して、「それが本質に違いない」という共通理解ができたら、「本質をとらえた」と見なすことができます。つまり、哲学には「同志」が必要なのです。しかし、必ずしも哲学を志す人が、自分の周囲にいるとは限りません。

 

同志がいなければ、1人で哲学的思考をめぐらすことになります。1人の場合は、他の人との共通理解を得ることはできませんが、自分で物事の本質を追求していき、納得できる解答を得られたら、本質をとらえたと見なしてかまわないでしょう。哲学的な考え方は、一見すると理屈っぽく感じるかもしれませんが、1つのことについて、とことん追求する姿勢を持つのは大切なことです。医師の方々は、普段の生活では患者の診察に忙殺されて、1つのことを追求する暇もないのが現状でしょう。そこで、週末などを利用して、哲学的な思考法を実践すると、悩み事が簡単に解決したり、ストレス解消につながることもあります。

哲学の始め方

哲学を始めたいと思っても、何をどうすればいいのか、わからない方も多いでしょう。そこで、一般的な哲学の始め方について解説します。

 

1.入門書を読む

哲学書にはいろんな種類がありますが、いきなり上級者向けの本を読んでも、何も理解できないので、まず入門書を読むことから始めましょう。

 

2.哲学史を知る

哲学は2500年の歴史を持つ学問なので、現在私たちが目にする哲学書は、2500年の集大成と言ってもいいものです。つまり、哲学が始まってから、2500年間の間に蓄積されたノウハウが、哲学書の中に詰め込まれているわけです。哲学を正しく理解するには、どのような流れがあって、今日の結論にたどり着いたのかという、プロセスを知る必要があります。哲学史を読むのは、そのためなのです。

 

哲学書を読む際に、書店にある哲学書を適当に買って読む人がいますが、この読み方では、系統立てて哲学を理解することができないので、多くの場合混乱を招きます。哲学を理解するのは、複雑な機械の操作を覚えるのに似ています。機械は、順序通りに覚えないと、うまく操作できません。これと同じように、哲学も決まった順序通りに、1つずつ理解していかないと、覚えられないのです。

 

3.個別の哲学書を読む

哲学史を読み、これまでの哲学の流れを理解できたら、今度は個別の哲学書を読む段階に入ります。哲学書は、大きく分けて「本質論」「現象学」「人間哲学」「経験論」「社会哲学」「言語論」「科学論」などに分類されます。この中から、興味のある分野の本を読んでみましょう。もちろん、読んでみて自分に合わないと感じたら、他の分野に変えてもかまいません。本格的に哲学者を目指すわけではないので、ストレスなく読める本を選びましょう。医師の方に哲学をおすすめするのは、普段の仕事で疲れた頭を休めて、気分転換する意味もあります。

 

そのため、哲学書を読むことによって、ストレスを感じるようなら本末転倒ですから、スムーズに読める本を選ぶことが大切です。哲学は奥が深い学問なので、1つの問題を追及するのに、10年以上かかる場合もあります。だから、すぐに答えを求めようとせず、じっくり構えて取り組むと、いつの間にか、以前の自分とは変わっていることに気づくでしょう。

 

これは、哲学によって、自分自身の「内なる変化」が表れてきた証拠です。確実に自分が変化したことがわかると、哲学が面白くなります。家族との何気ない会話や、患者との普段の応対が、これまでと違って見えくるのが、哲学の醍醐味と言えるでしょう。つまり、周囲は何も変わっていないのに、あなたの内面だけが変わっているのです。
 

 

 

 

 

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1955年宮崎県生まれ。明治学院大学文学部英文学科卒業。システムエンジニア歴25年。フリーライター歴15年。初期の頃は雑誌など紙媒体を中心に、現在はWeb記事を中心に執筆。執筆記事数は7000本を超える。
サブカルチャー、ムック本などのほか、時事ニュースやコラム記事の執筆もある。歴史が好きで、幕末史に独自の見解を持つ。大正時代、昭和初期の歴史にも興味があり、誰も書かなかった近代史を書きたいとの構想がある。
著書:
鹿児島あるある(TOブックス)
勝手に現代風にアレンジしたことわざ辞典(三交社)

著者紹介

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