あなたにオススメのセミナー
「ものづくりの街」台東区は、若手アーティストを厚遇
台東区で街ブラといえば「谷根千」、すなわち谷中、根津、千駄木といった下町風情溢れる商店街の散策が思い起こされますが、近年沸々と人気度が上がっているのは「東京のブルックリン」と称される蔵前・浅草橋エリアです。
その名の元祖となったアメリカ・ニューヨーク市のブルックリンは、感度の高いクリエイターやアーティストの集まる街として知られています。彼らはイーストリバー周辺に点在する廃工場や倉庫跡をアトリエやサロンに改装し、自分やゲストが寛げる空間として楽しんでいます。近年の蔵前・浅草橋エリアにおいてもこれと似たムーブメントが起こっており、隅田川沿いに林立する空きビルや作業場跡を有効活用しようというアーティストたちが、アトリエやギャラリー、カフェやレストランを続々オープンさせているのです。
台東区はそもそも、宝飾品加工や革工芸といった「ものづくり」の専門業者が多い場所です。そのため、ものづくりを通して起業を考えている若手アーティストに対する手厚い公的支援も用意されています。
◆台東区 アトリエ・店舗出店支援助成金
助成限度額:100万円(対象経費の1/2以内)。
助成対象経費:工房・店舗を新規オープンする際の店舗内装工事費や広告宣伝費。
助成対象者:台東区内に本店がある中小企業または個人事業主。
工房・店舗スペースの状態として具体的に求められているのは、「ものづくりの現場が外部の通行者から容易に見えるようにすること」です。もしこのエリアで不動産投資を考えるなら、外部から可視性の高い「路面店舗」の取得が理想的といえます。賃貸物件を探しているアーティストからの問い合わせも1階店舗や1棟ビル・戸建への問い合わせがほとんどで、助成金への期待が大きいことが分かります。
あなたが暮らす街に、新しい発見があるかも
コロナ禍でなかなか遠出はできないものの、身近な街を見渡せば意外な魅力が発見できるものです。とくに東京23区は歴史や文化が息づく「街ブラ」の宝庫といえます。
仕事の合間で立ち寄れなかった「気になるスポット」へ改めて出かけてみたり、そのついでに投資家目線で街を眺めてみたりするのも、趣味と実益を兼ねた有意義な休日になるかもしれません。
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】