費用・仕上がりともに「地元密着型の業者」が堅実
<業者の種類と規模>
外壁塗装を請け負う業者は大きく分けて3種類あります。依頼した業者によって大きく費用が変わることも多いため、複数の業者から見積もりを取って選ぶことが大切です。
大手工務店はブランド力があり、施工実績も多いのが特徴です。塗装以外の補修工事などもまとめて依頼でき、手間がかからないところは魅力的です。ただし、作業によっては下請け会社に仕事を回すこともあり、その分の仲介手数料で費用が膨れ上がることもあります。アフターケアまでしっかりしているので安心感がありますが、他社より数十万円以上も高額になることも珍しくないので、費用を抑えたい人には不向きかもしれません。
塗装専門業者は施工実績が多く、塗装に関しては信頼して間違いありません。しかし、塗装以外の補修工事などは苦手なので、下請け会社に回すことがほとんどです。むしろ「補修もやります」と言ってくる塗装業者は、質の低い補修工事をする可能性が高く、信頼しないほうが賢明です。補修する部分が多いと仕事を回す下請け会社の数が増えて仲介手数料が膨れ上がるため、塗装以外の工事が多いときには避けるべきかもしれません。
地元密着型の塗装業者は地域の人たちの役に立ちたいと考えている業者が多く、丁寧な作業をしてくれることが多いです。一度関わったらいつでも気軽に相談できる、かかりつけ医のような存在になってくれる可能性が高いです。代表者本人が現場で作業したり監督したりするので、下請けに仕事を回すこともなく、仲介手数料がかからないところも魅力です。ただし、あまり有名ではない業者がほとんどなので、見つけにくいのが難点です。一括見積もりサービスなどで探してみる方法がオススメです。
輿石 雅志
株式会社ドアーズ 取締役社長
外壁診断士、外壁アドバイザー
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