「国境なき医師団」が世界に対して行なっている「凄惨な証言」 (※写真はイメージです/PIXTA)

国境なき医師団という名前は、誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。名前から、国境を越えて活動する医師団であることもわかります。しかし、具体的にどんな活動をしているのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。ここでは、知っているようで知らない、国境なき医師団について解説します。

国境なき医師団の主な活動実績

では次に、国境なき医師団が過去に行なった、人道支援の一部をご紹介しましょう。

 

1975年にエチオピアで大干ばつが起こり、政府の失策が重なって飢餓が発生し、100万人以上の人々が死亡しました。このとき、エチオピア国民を救ったのが、国境なき医師団の栄養治療でした。

 

1991年には、湾岸戦争が引き金となって勃発した内乱のために、難民となったクルド人を支援するため、国境なき医師団が活動を開始します。食料などの物資2千トンを調達し、スタッフ150人を現地に派遣しましたが、国境なき医師団としては過去最大の大規模な活動となりました。

 

2010年には、ハイチで起きた大地震の直後から、現地入りした国境なき医師団は、35万人以上の被災者を治療しました。その後コレラが発生したため、50箇所にコレラ治療施設を作り、17万人以上のコレラ患者の治療にあたりました。

 

2011年には、日本で起きた東日本大震災の翌日から現地入りし、医療が行き届かない地域で医療活動を開始します。国境なき医師団は医療にとどまらず、心理的なケアや通院用バスの提供、仮設住宅、医療施設の建設支援まで行いました。これを機に、日本でも国境なき医師団の名前が、多くの人に知られるようになりました。

感染症の脅威にも対応

致死率が最大90%と言われるエボラ出血熱が、2014年に西アフリカで発生し、2018年にもコンゴ共和国で発生しました。このエボラ出血熱の感染拡大は、国際社会に大きな衝撃を与えましたが、国境なき医師団はいち早く現地入りして、患者の治療に当たっています。

 

エボラ出血熱は致死率の高い病気なので、その現場に入ることはまさに命がけですが、国境なき医師団はひるむことなく治療に当たりました。

活動資金は「寄付」

国境なき医師団は、多くの人々からの寄付によって支えられています。「独立・中立・公平」を原則とし、人種や政治、宗教にかかわらず、命の危機に直面している人々に、無償で医療を提供するための資金は、寄付によってまかなわれているのです。

 

どんな権力からの影響も受けず、自らの決定で医療を必要としている場所へ行くためには、どこかの国や組織から資金提供を受けるわけにはいきません。もし資金提供を受ければ、その国や組織の意向に従わなければならず、彼らの理想とする人道支援が、できなくなるおそれがあるのです。
 

 

 

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