不安でたまらない「老後資金の問題」が、ほとんどの人にとって杞憂だといえるワケ ※写真はイメージです/PIXTA

人生100年時代、老後生活や老後資金に不安を抱いている方は多いでしょう。しかし実際には、悲惨な老後を送る人は決して多くなく、ほとんどの人にとって杞憂に過ぎないのです。むしろ、無意識であれ故意であれ、不安を煽る人にこそ注意すべきだといえます。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

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老後資金が不安なら、まずはしっかり対策を!

老後資金のことを心配している現役世代の人は多いでしょう。しかし、ただ不安に怯えているだけではなにも解決しません。「巨大隕石が落ちてきたらどうしよう」などと恐れても仕方ないのと同じです。

 

巨大地震を心配するならまだマシです。巨大地震が起きる確率や、起きたときの影響を調べれば、どの程度心配すべきか見当がつきますし、なにより対策を講じることが可能です。自宅の耐震補強をしたり、飲食料を備蓄したりと、できることは多いでしょう。

 

老後資金についても同様です。どれくらい心配なのか、自分の状況を冷静に分析して、必要ならば対策を講じればいいのです。

 

ここではまず「老後について必要以上の不安に怯える人が多い」ということを指摘しておきたいと思います。とりあえずは落ち着きましょう、という話です。

いまから対策しておけば「悲惨な老後」は回避可能

老後資金について心配している現役世代の人は多いのですが、まずは現在の高齢者を見てみましょう。ほとんどの高齢者がなんとかなっているでしょう。贅沢はできなくても、悲惨な老後というほどでもなく、なんとか暮らしているわけです。

 

彼らが現役だったころは、本稿を読まれている読者と同様、老後のことが心配だったはずです。いまの現役世代は、少子高齢化で年金が受け取れないといった心配をしているのでしょうが、昔の現役世代は、インフレで老後の蓄えが目減りしてしまうことを心配していた、といった違いはあるかもしれませんが。

 

もちろん、いまの高齢者の中にも、老後資金が足りずに悲惨な老後を送っている人もいますし、いまの現役の中にも、そうなってしまう人はいるでしょうが、大部分はそうではない、ということです。

 

そして、悲惨な老後を送る人の多くは本稿を読んでいない人だと思います。自分の老後を心配して対策を考えようと思っている人よりも、老後のことなど考えず、現役時代のいまをなんとなく過ごしている人のほうが、老後はずっと心配ですから。

 

経済評論家

1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と無関係に個人として行なっているものであるため、現職欄には経済評論家と記すものである。

著書に、『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』『初心者のための経済指標の見方・読み方 景気の先を読む力が身につく』(以上、東洋経済新報社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)、『退職金貧乏 定年後の「お金」の話』『なぜ、バブルは繰り返されるか?』(以上、祥伝社)、『経済暴論』『一番わかりやすい日本経済入門』(以上、河出書房新社)など多数。

趣味はFacebookとブログ。

著者紹介

連載老後資金の不安を解消!経済評論家・塚崎公義氏の「資産管理・資産形成術」

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