「東京・銀座」で地価下落も「長野・軽井沢」で上昇が続くワケ

世界には富裕層から支持され続ける国や街があります。常に投資マネーが集まり、魅力は衰えることなく増すばかり。なぜ富裕層を魅了し続けるのか。今回は「長野県・軽井沢」に注目していきます。

全国的に地価下落のなか「軽井沢」は地価上昇

 

このように軽井沢は、特異な歴史を有します。この歴史に裏付けされた文化こそが軽井沢の価値であり、憧れのリゾート地としての地位を確かなものにしているといえます。

 

日本において特にリゾートがもてはやされたのは、バブル期。1987年に総合保養地域整備法、通称リゾート法が制定され、地方自治体が民間企業とともにリゾート開発が計画されました。しかしその多くの計画が頓挫し、ニュースでも大きく報道されました。

 

また当時は不動産バブルにより、各地でリゾートマンションが販売され、一般の会社員でもリゾートにセカンドハウスを持つような時代だったことも記憶に新しいところ。しかしその後、バブル崩壊により、価格は大暴落。売りたくても買い手がいない、いわゆる“腐動産”などと呼ばれました。

 

軽井沢にも、もちろんバブルの波は押し寄せましたが、多くのリゾート地が衰退の一途を辿るなか、軽井沢は価値を保つどころか、さらに魅力を増しています。

 

そのことは地価にも現れています。長野県下の公示地価平均値をみていくと、1位は県都「長野市」で坪単価23.7万円。続くのが松本市で坪単価21.1万円。そして堂々3位が町にも関わらず軽井沢町がランクイン(坪単価19.4万円)しています。

 

しかも、2020年はコロナ禍で全国的に地価は下落。「銀座」駅周辺で前年比-7.6%を記録するなど、東京都心の地価下落と大きく報じられました。長野県でも長野市が前年比-0.47%、松本市が-0.18%と、地価が軒並み下がっているなか、軽井沢町は前年比+5.19%。顕著に推移しました。

 

バブル期にもてはやされたほかのリゾート地を見てみると、たとえば軽井沢と何かと比較されがちな清里を有する北杜市は-1.42%。ほか栃木県那須町は-1.65%、神奈川県箱根町は-1.93%、新潟県湯沢町-1.87%と、軒並み前年比マイナスを記録しています。いかに軽井沢が特別かが分かるでしょう。

 

なぜ軽井沢の土地はあがるのか、いくつのか要因がありますが、そのひとつが自然環境や景観を保護する軽井沢町の条例。別荘地では分譲の最小面積が1000平米とされ、住居地域でも300平米とされています。また建物にも制限があり、たとえば建蔽率は別荘地(保養地)では20%とされており、道路から建物までの距離は5m以上とされています。この条例により、ゆったりとした軽井沢独特の街並みは保護されているというわけです。

 

また長野新幹線の開通も軽井沢の価値を大きく高めました。特にこのコロナ禍、移住を検討する人たちが増えましたが、何かあるかもしれないから、東京へのアクセスは良いほうがいい……そんなニーズに応える町として、軽井沢の人気は上昇。町内でワーケーション施設が増えていることも、この流れに拍車をかけました。

 

避暑地としての軽井沢そのものの魅力も見逃せません。軽井沢の平均気温は20度強。湿度が低く涼感があります。その秘密が土壌。浅間山の南麓に位置する軽井沢は、火山灰や軽石が堆積していて水はけがよく、湿気を抑えている、というわけです。

 

古くからアッパー層に支持されてきた軽井沢。このコロナ禍、都市生活にこだわらない人たちからも、厚い支持を受けました。国内有数の歴史あるリゾート地でありながら、新しいニーズにも応える……懐の深さが軽井沢の最大の魅力かもしれません。

 

 

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連載資産として受け継がれる不動産

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