(※写真はイメージです/PIXTA)

受験本番に向けて誰もが受ける「模試」。その判定結果を見て、喜んだり落胆したりすることもあるでしょう。合格を勝ち取るには何が必要なのでしょうか? かつて英語教諭として灘校や西大和学園に勤め、500人以上の教え子を東大に合格させた筆者が解説します。※本連載は、木村達哉氏の著書『「東大に入る子」が実践する勉強の真実』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

東大に受かるのは「絶対に合格してやる!」と挑める子

東京大学に行きたいのであれば、そこにむけて大事なことは何か。それはまず「どうしても行くのだ」という気持ちを強く持つことです。「東大に行きたいのは行きたいのですが、でも駄目なら、それならええっと…」というようなメンタリティでは東京大学には合格しません。

 

東京大学が駄目なら、今の成績を伸ばせばいいんですよね。

 

CやDなら上等じゃないですか。考えなくてはならないのは、それをBかCにする方法です。あきらめることではありません。

 

お子さんは部活動をやっていますか。試合中、この相手は強そうだから対戦するのはやめようとか考えますか。もっと弱い相手を探そうなんて考えますか? 勝つにはどうしたらいいだろうって考えるのではないでしょうか。

 

入試も、それ以後の人生も、すべて同じです。大人になればわかりますが、人生はそんなことの連続です。チャレンジするのをやめた結果、ランクダウンした大学にも合格できないのです。

 

そんな気持ちの弱いことでは先が、つまりこれからの人生が思いやられます。「絶対に合格したるわい!」という子が合格していきます。最後の最後まで力を尽くした子が合格します。そしてそういう子がだらだらとした生活を送ることはありえないのです。

 

判定の記号で大学を決めるのではなく、自分で入る大学を決めるべきです。私はそう思って生徒たちの指導をしています。「ここが無理ならこちらの大学はどうかな」なんて無責任な指導は絶対にしません。教員としてというより、人生の先輩として、そういう気持ちで生きてほしくないのです。ファイティングスピリットばりばりで生きてほしいのです。

 

勉強でもスポーツでも芸術でもファイティングスピリットがないと伸びません。灘校を卒業してハーバード大学に行った教え子が「勉強で一番大事なのは、いろんな意味で気迫ですね」と言っていましたが、本当にそれです。第二志望などないのです。そういう子が東京大学に合格するのです。

 

 

木村 達哉

作家、元英語教師

 

 

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灘校と西大和学園で教え子500人以上を東大合格させたキムタツの「東大に入る子」が実践する勉強の真実

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木村 達哉

KADOKAWA

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