(※写真はイメージです/PIXTA)

子どもに「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と言われて、言葉に詰まった経験はありませんか。受験生から「キムタツ」の愛称で親しまれる筆者は、かつて英語教諭として灘校や西大和学園に勤め、500人以上の教え子を東大に合格させました。そんな筆者は、子どもに勉強する理由を聞かれたら「絶好の機会」であると語ります。筆者なら、どう応えるのでしょうか。※本連載は、木村達哉氏の著書『「東大に入る子」が実践する勉強の真実』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

誰しも「努力する理由」がわからないと頑張れない

日本各地で生徒向けの講演をさせていただいています。たいがいは私の本を使ってくださっている高校(や、最近は塾)が、著者に話してもらおうと考えられるんだと思うんです。学校の教員としてというよりも、生徒たちが使っている単語集やリスニング問題集の著者として話をすることになりますので、英語をどう勉強すれば成績が上がるのかについて講演というか授業をさせていただくことになります。

 

終わってからの質疑応答では、英語の勉強法に対する質問も出るのですが、何より多いのがモチベーションに関すること、特に「なぜ勉強しないといけないのか」というものです。皆さんはお子さんにそういった質問をされたら、どうお答えになりますか。

 

「なぜ勉強しないといけないの?」と子どもに尋ねられたり、問い詰められたりして、言葉に詰まったことはありませんか? 私のところにもこの問いを投げかけてくる生徒が、それはもうたくさんいます。特にYouTubeでキムタツチャンネルを始めてからは全国の生徒たちや親御さんたちからメールが届きますが、勉強の理由に関する疑問を小学生から高校生まで、たくさんの子どもたちが抱いています。

 

勉強する理由がわからない。これは子ども時代なら当然だと思います。私自身も中学や高校時代はまさにそうでした。単に大学に行くためだけに、勉強をイヤイヤやっていました。今から考えると惜しいことをしました。なぜ勉強したほうがいいのか、わかっていなかったのですから身が入るはずがありませんよね。すべての努力には理由が必要なのです。

 

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灘校と西大和学園で教え子500人以上を東大合格させたキムタツの「東大に入る子」が実践する勉強の真実

灘校と西大和学園で教え子500人以上を東大合格させたキムタツの「東大に入る子」が実践する勉強の真実

木村 達哉

KADOKAWA

30年を超える指導経験で分かった、東大合格者を出す家庭の共通点とは? 勉強の意味を知り、正しい勉強のやり方を知っていれば、どんな子でも東大は合格できる! 難関大学合格のために欠かせない「勉強体質」を家庭でいか…

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