夫婦合わせて収入「月48万円」だが…日本人の「平均的な暮らしぶり」の悲惨な末路 (※写真はイメージです/PIXTA)

本記事では、「日本人の生活のリアル」について、国税庁『民間給与実態統計調査』(令和元年分)などをもとに解説していきます。

世帯収入「48万9019円」…豊かに生きることは可能か

少子高齢化が長らく問題視されている日本社会。昭和22~24年の「第1次ベビーブーム期」、46~49年の「第2次ベビーブーム期」以降の出生数は減少傾向にあり、平成28年以降は100万人を下回って推移しています。

 

2020年の厚労省の発表によると、直近の出生数は過去最少の86万5239人。コロナ感染拡大にの影響により、俗に言う「産み控え」が加速した今、来年度の出生数の減少幅はさらに大きくなるのではないか、という懸念の声も上がっています。

 

もちろん、生き方は人それぞれ。「子どもを持つ予定はない」は当然の選択肢の一つであるものの、そうではなく、「お金がないから産めない」事態に陥っている世帯が少なくありません。

 

7月6日発表の総務省『家計調査(二人以上の世帯)2021年(令和3年)5月分』によると、勤労者世帯の実収入は1世帯あたり平均「48万9019円」。前年同月比で2.6%減少しています。一方の消費支出の平均は「28万1063円」。こちらも前年同月比で2.1%の減少になりました。

 

消費支出の内訳を見てみると、食費が約8万円ともっとも大きなウエイトを占めており、教育費の平均は「1万1,550円」になっています。教育費だけで言うと、8ヵ月連続の増加です。

 

48万円の収入に、28万円の支出。この数字だけで言えば、月20万円程度は自由に使えるお金があり、豊かに暮らせそうに見えますが、現実はそう簡単な話ではありません。

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