2021年に入ってからも新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、多様性を重要視する世界中の保護者が、我が子を通わせたいと注目する「ボーディングスクール」は、どのような現状なのでしょうか。本記事では米国に本部を置くTriple Alphaスタッフによる取材に基づき、ハワイ現地の最新情報をSAPIX YOZEMI GROUPの国際教育事業本部長兼Triple Alpha代表取締役社長の髙宮信乃氏が解説します。

科目群として開設された「iDepartment」の特徴は?

このSullivan Centerのオープンとともに、科目群として開設されたのが「iDepartment」です。

 

生徒はここで、英語、科学、数学、歴史、アーツ、宗教など、複数の分野にまたがる基礎的な知識を応用しながら、物事の見方を変え、方法を探しながら、想像力の扉を開くよう奨励されます。

 

そのため、コンピューターサイエンス、データサイエンス、アプリデザイン、ビデオゲームデザイン、デジタルデザイン、フィルム制作、ロボティックスなどの理系コースに加え、ニュースルーム(ジャーナリズム)、経済学と起業家精神、リーダーシップと倫理学序論といった幅広い選択肢が提供されます。

「この世界をより良い場所に変えていく」意識を重要視

訪問時、Sullivan Centerで指導を担当する先生にお話を伺いました。Sullivan Centerでは、生徒が現実社会の問題に関与し、自分の知識を応用しながら創造的な解決策を見出すことに焦点を当てています。実際、コロナ禍においても、学校で実施したPCR検査の結果をラボで分析し、結果的にハワイ大学と肩を並べてそのデータを州の公的機関のデータベースに追加することを成し遂げました。

 

好成績を取る、大学の出願に有利になる活動に注力する以上に、生徒達が“この世界をより良い場所に変えていく”という社会的責任を担うことを大切にしており、専門的な教師陣(80%が修士号・博士号取得者)による指導と最新の設備がそれを支えているという言葉が印象的でした。

 

実社会の問題に取り組み、自分の行動や決断が周囲に影響を及ぼすことを実感できれば、わずかなことでも生徒はこの世界を良い方向に変える力があると信じることができるようになります。日々の活動を通じてその価値観を生徒に育み、失敗でさえも物事を理解するのに必要なプロセスだったと生徒が捉えることができるよう奨励されているのです。

 

ちなみにSullivan Centerは、自然光を最大限に取り入れるために南向きに配置されています。また、屋上に太陽光発電を屋上に設置するなど、エネルギー効率とサステナビリティを実践しており、LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)ゴールド認証と、ハワイで初めてCHPS(Collaborative for High Performance Schools)認証を獲得したことでも知られています。

 

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