「即手術を」「手術は不要」白内障…医師が違うと意見が違う!確認すべきポイントは? (※写真はイメージです/PIXTA)

白内障は、80歳代になれば100%発症する病気です。発症すると、ただかすんで見えるだけではなく、ダブって見えたり、眩しく見えたり、目が疲れやすくなるなどの様々な症状が現れます。見えにくさは生活の質に影響しますから、いずれは手術を検討することになるでしょう。ここではアイケアクリニック院長・眼科医の佐藤香氏が、「白内障手術の適正時期」を解説します。

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医師ごとに「手術をすすめるタイミング」が全然違う…

こんにちは。アイケアクリニック医院長、眼科医の佐藤香です。今回は実際に寄せられた質問にお答えしたいと思います。

 

「白内障と診断されました。主治医からはまだ『手術しましょう』とは言われていません。でも、進行してからだと手術のリスクは高いんですよね。では、いつ手術を受ければいいのでしょうか?」

 

「白内障手術を受ける適正な時期はありますか?」

 

こういった質問は、本当にすごく多いんです。実は、白内障手術には診断基準や「いつ手術するか」という決まりごとがありません。

 

決まりごとがない分、どのタイミングで手術をするか?というのは、主治医によって大きく変わってしまいます。患者さんからすると、A眼科さんでは「手術をしたほうがいい」と言われたけど、B眼科さんでは「まだしなくていい」と言われた…という事態が起こり得ます。実際、「一体いつ手術を受ければいいのか」と混乱する方が本当に多くいらっしゃいます。

 

 

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どうやって「白内障手術の適正時期」を見極めるのか?

白内障手術の適正時期を見極めるために、当院の場合は、白内障をしっかりと見る検査ということで「白内障検診」を行っています。

 

白内障検診によって、自覚症状を含めて白内障の影響がどれくらい出ているのかがわかる検査をすることで、その患者さんが今どのような状態にあって、手術が必要かどうかがわかります。

 

白内障検診ではどのようなことをするのか、ご紹介しましょう。まずは「視力検査」です。どれくらい見えているのか、どれくらい老眼が出ているのか、乱視が出ているのか、目の長さ(眼軸)はどれくらいかなどを調べる検査です。

 

次は「コントラスト感度検査」です。視力はよくても、白内障によって「見え方の質」が落ちていることがあります。色の濃淡や眩しさなど、白内障の症状が出ていないかどうかを検査します。

 

3つ目は「前眼部OCT」といって、目の写真を撮る検査です。目の写真を撮ることで、白内障の原因となる水晶体が大きくなっていないかどうかを検査します。

 

4つ目は、「細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査」です。眼科に行くと、機械に顔を乗せて、目に光を当てながら先生に診てもらうことがありますよね。あの検査のことです。水晶体を直接見て、どれくらい濁りがあるのか、どこに濁りがあるのかというのを詳しく見ていきます。

 

あとは患者さんの自覚症状ですね。白内障になると、眩しく見える、かすむ、二重に見える、目が疲れるなどの様々な症状が出てきます。

 

以上の4つの検査と自覚症状から、白内障がどれだけあって、今どれだけ生活に影響しているのかをトータル的に見て、白内障手術が必要か、もう少し待ってもいいのかを判断して、手術の適応を見極めます。

手術が遅くなると、合併症リスクや見え方に悪影響

同じ白内障であっても、このような検査をしないと、人によってはただ「白内障があるよ」と診断されただけで終わってしまったり、生活に支障が出ているのに自覚症状を聞いてもらえなかったりして手術のタイミングが遅くなり、その結果、手術のリスクが高くなってしまいます。

 

今や白内障は短時間で治すことができ、目や身体への負担もなく、精度の高い手術が簡単に行えるようになりました。しかし、それでも進行してしまったがために合併症に繋がったり、手術後の見え方に影響したりする場合もあります。やはりしかるべきタイミングで手術する必要がありますので、しっかりと診断してもらうことが大切です。

 

 

【動画/「白内障手術のベストタイミングはいつ?」…有名眼科医が答えます!】

 

 

佐藤 香

アイケアクリニック 院長

アイケアクリニック銀座院 院長

 

 

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アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長 

集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。
まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。
日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケアー「トータルアイケア」の提供を目指す。
現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアに取り上げられている。

http://cataract.eye-care-clinic.jp/

著者紹介

連載「目の病気予防」から「目の美容」まで!スゴ腕ドクターが徹底解説

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