(※写真はイメージです/PIXTA)

「家賃滞納は普通の人が堕ちる破滅への入り口である。」……2500件以上の家賃滞納トラブルを解決してきた、OAG司法書士法人代表の太田垣章子氏。同氏は書籍『家賃滞納という貧困』(ポプラ社)のなかで、その悲惨な実態を明かしている。

育ちのいい夫婦におとずれた「予想だにしない結果」

育ちのいいこの夫婦を見て、誰が「家賃滞納」を想像されるでしょうか。

 

強制執行の現場で、取り乱して泣き叫んでいらっしゃった理香さん。家にお客さんが来たと勘違いして、喜びながら執行官にまとわりつく小さなお嬢さん。この両極端な光景は、とても残酷で切ないものでした。

 

この後、この夫婦は離婚し、相馬さんは破産の手続きを取られました。あのまま大手の広告代理店で勤務していたら、こんなことにはならなかったのではと思います。あるいはもっと起業に準備の時間をかけていたら。

 

それよりも何よりも、正直に理香さんに会社のこと、資金繰りのことを伝えられていれば…。そこには騙そうという気持ちはなく、大切な理香さんを心配させたくないという思いやりの気持ちが、結果、夫婦を離婚に導いてしまいました。

 

人生にはたくさんの分岐点があって、誰しもが、その時できうる最善の選択をしているはずです。しかしその選択は、予想だにしない結果をつきつける可能性を秘めているということでしょう。すべてを「たら・れば」でいくら後悔しても、残念ながら、もう後戻りはできないのです。

 

 

※本記事で紹介されている事例はすべて、個人が特定されないよう変更を加えており、名前は仮名となっています。

 

 

太田垣 章子

OAG司法書士法人代表 司法書士

 

家賃滞納という貧困

家賃滞納という貧困

太田垣 章子

ポプラ社

家賃滞納は普通の人が堕ちる破滅への入り口である。あなたも、明日陥るかもしれない!2200人以上の家賃滞納者と接した司法書士が明かす驚愕の実態!

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