ドライアイの主原因…隠れ患者も多い「MGD」をセルフチェック【眼科医が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

ドライアイが改善しない、何となく目の違和感が続いている…。そんな方はいませんか? もしかしたら、それは「マイボーム腺機能不全(以下MGD)」かもしれません。病名は聞きなれないものの、実は隠れた患者が多く存在していると思われる眼科疾患の1つです。アイケアクリニック院長・眼科医の佐藤香氏がわかりやすく解説します。

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ドライアイ症状の80%は「MGD」が原因

こんにちは。アイケアクリニック医院長、眼科医の佐藤香です。皆さんは「マイボーム腺機能不全」、という病気を聞いたことがありますか? 略して「MGD」と呼ばれることもあります。

 

マイボーム腺とは、まつ毛の生え際のところにあって、涙の油の成分を分泌する働きをしています。マイボーム腺機能不全(以下MGD)は、何らかの原因でその働きが低下してしまう病気です。

 

MGDになると、ただマイボーム腺の働きが低下するだけではなく、マイボーム腺そのものが減少してしまうこともあります。

 

MGDを発症すると、どのような症状が出てしまうのかをご説明しましょう。涙から油の成分が減ってしまうと、涙が蒸発しやすくなります。すると目が乾きやすくなり、ドライアイを発症してしまいます。

 

実際に、ドライアイ症状を訴える方の約80%は、MGDが原因であることも報告されています。MGDは、病名こそ聞きなれないものの、本当はもっとたくさんの方がかかっているのかもしれませんね。

「MGD」をセルフチェック

では、どのような場合にMGDの発症が疑われるのでしょうか。MGDを発症した場合に多く見られる4つの症状をあげますので、ご自身に当てはまるかどうか、チェックしてみてください。

 

<MGDの可能性がある4つの症状>

①涙や目やにが出てしまう

②目が乾く

③目が圧迫されている感じがする

④目が常にゴロゴロしているように感じる

 

いかがでしょうか? 4つのうち、1つでも当てはまっている方は、実はMGDを発症している可能性があります。

 

 

また、これらの症状以外に、はっきりした症状がなくてもなんとなく違和感があったり、不快感が続いていたりする方や、色々なドライアイ治療を続けているけど自覚症状が改善しない方なども、MGDの可能性があります。

眼科でできる治療方法は2つ…「目薬」と「IPL」

MGDの治療は、大きく分けて2つあります。1つは医療機関で行う治療、もう1つは、ご自宅で行っていただくケアになります。本稿では主に医療機関での治療をご説明していきたいと思います。

 

医療機関でできる治療も、大きく分けて2つあります。

 

1つめは点眼治療です。アジマイシン点眼液という目薬を、最初の2日間は1日2回、その後は1日1回さしていただきます。点眼液の抗炎症作用と抗菌作用により、マイボーム腺からいい油が出るよう、分泌を促進させて、改善するという効果があります。

 

最初のほうは点眼液が目にしみることもありますが、3日目くらいからは大丈夫です。最初に「ちょっとしみるかも…」と思っても、しみなくなりますので、安心して治療を続けてくださいね。

 

点眼液を使用するだけなので、手軽に始められる治療だと思います。MGDと診断されたら、まず最初に試してみることをオススメします。

 

2つ目は、IPLという機器を使用した治療です。IPLとは美容のフォトフェイシャルでも使用される機器ですが、フォトフェイシャルで使用するIPLには、抗炎症作用や温める作用があります。その作用を応用したものが、現在、MGDの治療として使用されています。

 

ご自宅でできるMGDのケアの1つに、目の周りを温めるという方法がありますが、やはりIPLの方がより効果的です。IPLで局所的に熱を加えること、さらに炎症を抑えることでMGDを改善させることができます。

 

IPLは1回の照射でも効果がありますが、3~4週ごとに4回実施することで、より効果が高くなります。そのため継続治療がオススメです。

 

以上の2つが、医療機関で行うMGDの治療方法です。気になる方は、一度眼科を受診して、主治医に相談してみてくださいね。

 

ただし、点眼治療を行える施設はたくさんありますが、IPL治療に関しては施設が限られています。IPLを検討する場合には、事前に施設のホームページなどで確認してから受診するのが良いでしょう。

 

【動画/ドライアイの原因?「マイボーム腺機能不全(MGD)」を詳しく説明します】

 

佐藤 香

アイケアクリニック 院長

アイケアクリニック銀座院 院長

 

 

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アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長 

集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。
まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。
日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケアー「トータルアイケア」の提供を目指す。
現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアに取り上げられている。

http://cataract.eye-care-clinic.jp/

著者紹介

連載「目の病気予防」から「目の美容」まで!スゴ腕ドクターが徹底解説

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