患者は知らない…白内障を「ずっと目薬で治療する医師」の魂胆 (※写真はイメージです/PIXTA)

白内障の原因は様々ですが、圧倒的に多いのは「加齢」です。加齢による白内障は早くて40代から発症し、80代ではほぼ全員がかかるとされています。平均寿命が伸びている現代においては、もはや「誰もがいずれかかる病気」と言えるでしょう。予防や治療にはどのような方法があるのでしょうか? 現役眼科医の筆者が解説します。

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白内障は、遅かれ早かれ「手術することになる」病気

白内障と診断され、すぐに手術を受ける方もいれば、長い間、目薬での治療を続けている方もいます。「薬で治せるものなら、そうしたい」と、治療法を迷う人もいると思います。

 

白内障の対応・治療法は、大きく3つに分けられます。1つは経過観察で、定期的に眼科に通って状態をチェックします。2つ目が薬物療法で、点眼薬による治療が行われます。3つ目は手術で、濁った水晶体を取り除き眼内レンズと交換します。

 

白内障の予防には、バランスの良い食生活や、禁煙、運動習慣、紫外線対策などが有効といわれることがあります。強い紫外線を長期間にわたって浴びると、白内障が早く進むといわれているのは確かです。目の健康のため、日差しが強いところではサングラスなどで、目を保護することが大切です。しかし、生活改善だけで、白内障の発症・進行を止めることはできません。

 

一方、点眼薬には、たんぱく質の変性を防ぐものや、抗酸化作用といって酸化という老化現象を抑える作用をもつものなどがあります。しかし残念ながら、白内障の点眼薬に濁りを解消する効果はなく、白内障の進行を止める作用もありません。ただ漫然と点眼薬での治療を続けていても、かすみが取れたり、低下した視力が元に戻ったりすることはありません。白内障は進行性の病気ですので、遅かれ早かれ、医師は手術をおすすめすることになります。

 

前述した通り、白内障の治療においてクリアな視界を取り戻す唯一の方法は、手術です。眼内レンズに入れ替えると、視界のかすみは一気に解消されます。ただし、眼内レンズは、水晶体のように自在に厚みを変えることはできないため、レンズの度数選びは慎重に行う必要があります。自分のライフスタイルを振り返りながら、ピントをどこに合わせたいかなどを医師と相談しながら検討し、眼内レンズを選択していくことになります。

 

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「見えなくなったら手術する」は昔の常識

手術の精度があまり高くなかった時代には、見えなくなるまで手術しないことが一般的でした。しかし、今は医療機器やレンズの精度も進歩し、白内障の手術を行うと同時に、近視や老眼、乱視なども治せるようになってきています。ですから今日では、見えなくなるまで我慢するよりも、積極的に治療してQOV(Quality of Vision、クオリティー・オブ・ヴィジョン)を上げていこうという傾向になってきています。

 

QOVとは、「視覚・見え方の質」という意味です。人が外界から得る情報の多くは目から入ってくるため、視力の維持が非常に重要であるという考え方がベースにあります。単にものが見えていればよいということではなく、どれだけ健康的に見えているかということがポイントです。

 

手術を選択するかどうかは、医師と患者さんとで話し合い、白内障の進行具合と日常生活にどれくらい支障が出ているか、それに患者さんの希望も含めて選択していくことになります。白内障を高齢になるまで放っておくと、術前に行う目の検査の精度が落ちてピント合わせの微調整がうまくいかなくなったり、水晶体の核が硬くなり手術自体が難しくなったりすることがあります。早めの決断が望ましい場合もありますし、発症原因や濁っている場所によっても、手術に適した時期というのは変わってきます

こんなケースは「別の眼科」を推奨

白内障の手術は広く行われるようになってきたとはいえ、患者さんにとっては、大きな決断であることに変わりはありません。手術前のインフォームドコンセントを丁寧に行い、かつ患者さんの希望にもきちんと耳を傾けることのできる医師を選ぶことが重要です。

 

もともと手術を行っていない眼科にかかり、長い間目薬を出され続けている患者さんが時々います。言いにくいことですが、なかには、患者さんを手放したくないために視力が低下してくるまで、目薬での通院を勧める医師もいます。しかし、本来なら、患者さんが日常生活に不便が生じたら手術をおすすめするのが基本です。

 

主治医に手術について相談しても、きちんとした説明が得られない場合や、手術について不安に思うことがあれば、手術治療を行っている眼科を受診し、セカンドオピニオンを求めるべきです。

 

 

中原 将光

中原眼科 院長

 

 

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中原眼科 院長

東京都武蔵野市生まれ。私立海城学園卒業後に国立浜松医科大学へ入学。医師免許取得後、2003年に東京医科歯科大学病院眼科の網膜硝子体グループにて研修を積み、2005年に深作眼科へ勤務。同時に横浜市大眼科医局に属し横浜市大センター病院にて網膜硝子体疾患の診療に非常勤医師として従事。

その後、国際親善病院眼科、県立足柄上病院の部長を歴任し地域医療に貢献。そして、深作眼科 副院長 兼 横浜院管理責任者就任。

手術の技術を求め、フリーランスの外科眼科医として全国で依頼手術を行い、気がつけば誰もが断る最高難度手術も引き受ける諦めないという技術とタフさを身につける。

理想の診療と手術を提供するため、中原眼科を開院。

<所属学会・資格>
アメリカ眼科学会、アメリカ白内障屈折矯正学会、ヨーロッパ白内障屈折手術学会、日本眼科学会認定専門医、日本抗加齢学会認定専門医、近視矯正手術ICL認定医、DSEAK角膜内皮移植認定医、緑内障iStent認定医、VISXエキシマレーザー認定医、VISXフェムトセカンドレーザー認定医、オルソケラトロジー認定医、光線力学療法(PDT)認定医、身体障害者福祉法指定医

著者紹介

連載スゴ腕サージャンが解説!最高の白内障手術

※本連載は、中原将光氏の著書『最高の白内障手術』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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