(※画像はイメージです/PIXTA)

おひさまクリニックセンター北の院長、性差医療専門医・清水一郎氏が、熟年離婚や死別後、男女それぞれにどのような影響があるのか解説します。

 

さらに男性の趣味は、本来、子どもっぽいものです。女性が妻から母になれても、男性は子どものままです(単に自覚がないとも言えます)。子どものときに欲しくても手に入らなかった物が、余裕ができて購入可能になると、そのことにしか眼中にありません。さらに困ったことに、そんな趣味の世界に閉じこもり、妻を含め周囲の声に全く耳をかさない状態になってしまう人が多いのです。男性は脳の構造上、ひとつのことに集中する傾向があるからです。

 

ですから、女性の皆さま、どうかそんな男性の嗜好を理解して欲しいと願っています。もちろん、男性の皆様におかれては、好きなことができるのは家族の理解と協力があってのこと。感謝と労いの言葉を忘れないでください。

 

【ポイント】

夫婦間のコミュニケーションや家事・育児負担の不足などへの長年の不満が改善されないと熟年離婚の誘因になります。離婚を望みながら熟年離婚に踏み切れなかった女性も、2007年の年金制度改正で離婚後も年金が分割されるようになり、老後生活が保障されるような条件が整い出しています。

ただ、離婚でなくても、老後生活への不安は熟年夫婦の最大とも言える懸念事項です。積極的に検討することが、逆に夫婦の連帯感などを高めて離婚危機を押しとどめます。

 

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清水 一郎

おひさまクリニックセンター北 院長

医学博士。性差医療専門医。大阪府出身。愛媛大学医学部卒業。
米国ペンシルバニア大学医学部博士研究員、徳島大学大学院消化器内科准教授、聖隷横浜病院消化器内科部長などを経て、現在、おひさまクリニックセンター北院長。1998年日本消化器病学会奨励賞、1999年Liver Forum in Kyoto研究奨励賞を受賞。
著書に、『女性肝臓学入門』『老いない美人 女性ホルモンできれいになる!』(以上、西村書店)、『患者だった医師が教える糖尿病が消える「ちょっとした」キッカケ16』(幻冬舎ルネッサンス)、『ストップthe熟年離婚』(幻冬舎MC)などがある。

 

 

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    本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『ストップthe熟年離婚』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

    ストップthe熟年離婚

    ストップthe熟年離婚

    清水 一郎

    幻冬舎メディアコンサルティング

    夫や妻に対して積もったイライラ、そしてある日訪れる、熟年離婚の危機。人生100年時代と言われる今、残りの人生を有意義に過ごすための方法とは。統計データを基に夫、妻の攻略法を徹底解説。夫婦間で起きる問題と、その対処…

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