日本人の60歳までの平均生涯賃金は、大卒・大学院卒でおよそ2億4000万円です(幻冬舎ゴールドオンライン調べ)。ざっくり就業から定年退職までの約40年間、平均年収600万円の計算となりますが、これを多いと感じるでしょうか、少ないと感じるでしょうか。 ※幻冬舎ゴールドオンライン2021年上半期ヒット記事特集! 本記事では「日本人のお給料事情」について見ていきます。
平均年収600万円…日本で「金持ちになる人」の切ないリアル (画像はイメージです/PIXTA)

年収1億円のユーチューバーは金持ちか?

就いている職業にどれくらい将来性があるか、そして安定しているかで、自身が生涯、労働で稼ぐであろう賃金の額は変わってきます。前述したように、年収600万円で40年間働いたならば、2億4000万円を受け取るワケです。実際に金融機関も、多額の融資をする際には、このような観点から判断します。

 

それでは、どのような職業が、将来性があり安定していると判断されるのでしょうか。一部上場企業の正社員……を想像する人は多いかもしれませんが、現実はそうでもないようです。

 

“従来、金融機関からの評価が高い職業としてよく挙げられていたのは、公務員、一部上場企業の正社員、医師でした。これらの職業ならば年収の10倍程度まで借りられることが珍しくなかったのです。10倍ということは、年収500万円ならば5000万円の物件を買えるということです。

 

ところが昨今、正社員のほうは怪しくなってきました。景気の低迷が続いた結果、収入が上がらないうえにボーナスも出ない事例が頻発したからです。”『なぜ消防士は不動産投資に向いているのか?』より

 

「安定の公務員」という言葉は昔から耳にします。将来性という意味で、流行りのユーチューバーはどうでしょう。年収が1億円であっても、融資という意味では厳しいとの話もあります。

 

“銀行は、年収1億円のユーチューバーより年収500万円でも安定した収入がある公務員のほうにお金を貸したがります。ユーチューバーの来年の年収は誰も予測できないからです。”『なぜ消防士は不動産投資に向いているのか?』より

 

たとえ年収1億円あっても、それが次の年も続くかどうかはわからないという判断なのでしょうか。とはいえ、年収1億円のペースで約2年半稼ぎ続けることができれば、それだけで2億5000万円。前述した平均生涯賃金2億4000万円を軽く1000万円超えてきます。もちろん税金で持っていかれる分はありますが、それでも金融機関から融資を受けずとも、ある程度大型の投資案件に手を出せる額ではあります。