「住宅ローン」の「繰り上げ返済」に必要な知識
西澤さん 繰り上げ返済には手数料がかかる場合があるんです。
星子さん いくらくらいですか?
西澤さん それが、金融機関やローン商品などによっていろいろ。手数料無料でできるところもあれば、数千円から数万円の手数料がかかる場合も。固定金利の期間中なのか変動金利なのか、手続きをするのが店頭かインターネットかなどでも違ってきます。
星子さん 頻繁に繰り上げ返済するつもりなら、手数料が無料のところを探すといいですね。
西澤さん 繰り上げ返済の金額に下限がある場合も。1万円以上からできる金融機関が多いのですが、フラット35や機構財形住宅融資の場合、窓口では100万円以上から、前述したインターネットサービス「住・MyNote」では10万円以上からの受付になります。
星子さん そうなんですね。
西澤さん 繰り上げ返済は利息を減らせますが、注意点もいろいろあります。[図表3]で知っておきたいことをご紹介します。
【ここがポイント!】
Point 01 繰り上げ返済には金融機関やローン商品によって、手数料がかかる場合がある。
Point 02 手数料は住宅ローンの金利タイプや、手続きの方法が店頭かインターネットかなどでも違ってくる。
Point 03 フラット35や機構財形住宅融資の繰り上げ返済は、10万円もしくは100万円以上からの受付になる。
【注目キーワード】繰り上げ返済手数料
手数料は無料から数万円までさまざま。変動金利期間中より固定金利期間中のほうが、また、一部繰り上げ返済をする金額が多いほど手数料が高い傾向にある。窓口では有料でも、インターネットを使えば無料の銀行も。
西澤 京子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
菊地 則夫
税理士法人スマートシンク代表
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】