近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、仕事で、他人に自分のいい面を印象づけるために自身が行っている「仕事用のペルソナ」をつくる方法について説明しています。

「自意識過剰」な人には優秀な人が多いワケ

例えば、仕事では敬語を使いますが、友人同士では敬語を使わないでしょう。仕事の同僚でもあり友人でもあるような人がいる場合には、オンとオフとでその口調が自然と切り替わります。そのとき、態度や言動も微妙に変わっていることでしょう。

 

できるだけ多くの人から聞き取りを行うことで、自分が今もっているブランド・エクイティがどのようなものであるかを確認できます。現状のエクイティの棚卸しがすんだら、次は自分がつくり上げたいペルソナと比較して、ギャップを埋めるためにはどうしたらよいかを考えます。

 

私の場合はまず「強いイメージ」として「清潔感」や「爽やかさ」を意識して、人と会ったときに居心地が良くなるように行動しています。そして「らしいイメージ」としては「温厚」とか「柔らかさ」を意識して、態度や言動に気を配っています。

 

しかし「清潔」で「温厚」なだけだと、よくいる人になってしまうので、「ユニークなイメージ」として「クリエイティビティ」や「スマート」を意識しています。そのため、服装も「清潔感」のあるスタンダードなブランドをベースに、ちょっとだけハイブランドを加えるとか、髪の毛も清潔感を損なわない程度に長めにしてエッジを立てています。

 

このように人から見られるイメージをコントロールしているというと、時々「自意識過剰」などとバカにされることがありますが、優秀なビジネスマンの多くはペルソナやTPO(時と場所と場合)に合わせたイメージをつくっているものです。

 

例えば、上司に対しては「忠実な部下」でありたいですし、部下に対しては「頼れる上司」でありたいと思うのは普通のことです。そのように臨機応変に自分を変えていくことがビジネスはもちろん人生のすべてにおいて大切です。

 

 

宮井 弘之

株式会社SEEDATA 代表取締役社長

 

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