株高が続行する世界経済、投資家の将来を左右する「いまはバブルなのか否か」4つの見極めポイント

近年の経済における「バブル」の判断は簡単ではなく、時間の経過を待ち、ある程度の結果が見えてから「やはりあのときは…」と振り返るのがせいぜいです。しかし投資家としては、まさに「いま、この瞬間」に投資の意思決定をしたいでしょうから、そんなに悠長なことはいっていられません。では、なにを基準にどうやって「バブルか、バブルではないか」判断すればよいのでしょうか。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

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政府日銀も判断がつきかねる「バブルか否か」問題

バブルには2種類あります。ひとつは「だれが見てもバブルだ」というもの、もうひとつは「バブルか否かは判断できない」というものです。

 

前者は17世紀オランダの「チューリップ・バブル」が典型的でしょう。チューリップの球根が現在の貨幣価値で数千万円に値上がりするなど、だれもが高すぎると思うわけですが、「明日はもっと値上がりするだろうから今日買って明日売ろう」と多くの人が考えれば、バブルは拡大を続けるわけです。

 

「強欲な愚か者が踊っている」と感じる人も多いでしょうが、実際に明日も値上がりすれば、今日買った人は儲かるわけで、冷静に考えれば合理的な行動ともいいえるわけです。かのニュートンもバブルに参戦したようで、「合理的バブル」と呼ばれる場合もあるようです。ちなみにニュートンの結果は失敗だったようですが(笑)。

 

もっとも、こうしたバブルは最近では稀です。政府や日銀がバブルを潰すからです。例外かもしれないのは、ビットコインですね。昔のバブルをイメージしたければ、ビットコインの値動きを観察すればいいのかもしれませんね。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

そこで、「バブルか否かは、そのときにはわからない。潰れてはじめてバブルだったとわかるのだ」といわれるわけです。

 

ちなみに最近のバブルは、バブルか否か判断できないので、政府日銀が潰すことが困難です。バブルのときは人々がハッピーなので、政府日銀が「バブルを潰します」というと大ブーイングが起こります。「いまがバブルだという証拠を示せ」といわれてしまうと、政府日銀も証拠が示せないので、潰したくても潰せないのです。

 

そうはいっても、いまがバブルであるか否かをなんとなく判断する材料くらいはほしいですね。というわけで、筆者なりに4つの判断指標を考えてみました。

 

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経済評論家

1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と無関係に個人として行なっているものであるため、現職欄には経済評論家と記すものである。

著書に、『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』『初心者のための経済指標の見方・読み方 景気の先を読む力が身につく』(以上、東洋経済新報社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)、『退職金貧乏 定年後の「お金」の話』『なぜ、バブルは繰り返されるか?』(以上、祥伝社)、『経済暴論』『一番わかりやすい日本経済入門』(以上、河出書房新社)など多数。

趣味はFacebookとブログ。

著者紹介

連載「不確実性の時代」を生きる、投資初心者のための株式投資入門

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