資産形成の選択肢として、外国株への投資を検討している方は多いでしょう。なかでも米国株はこの30年で10倍になっているほか、米国企業の業績や人口動態などを考察しても、今後の上昇は手堅いと考えられます。米国株の魅力を検証します。※本連載は『はじめての米国株1年生』(明日香出版社、安恒理著)から一部を抜粋・再編集したものです。

世界最高峰の技術・人材が結集、企業業績を支える

経済の基本ですが、株価を上げる大きな要因は、企業の業績がよくなることです。では企業の業績がよくなる要因は何でしょうか。一つは技術力、一つは人材力があげられます。

 

たとえばアルファベットという企業がありますが、その傘下には日本でもよく知られている検索会社のグーグルがあります。グーグルは学生が創業した会社でした。最先端の技術を生みだした企業で、その株価は右肩上がりなっていることが証明しているように、成長著しい企業です。

 

下の図表4は世界85カ国・1000の上位大学のランク付けしたうち、さらに上位20位を示したものです※5

 

※5 このランキングはあくまでQS社が独自の視点で割り出したランキングで、筆者もあくまで1つの目安として参考程度にしか見ていない。

 

(「QS 世界大学ランキング2021」より)
[図表4]世界大学ランキング (「QS 世界大学ランキング2021」より)

 

1位から4位までアメリカの大学が占めています。そして上位20位中10校がアメリカの大学なのです。

 

最先端技術や優秀な人材はこういった大学から誕生しています。日本でも「知の流出」が騒がれて久しいですが、有能な学生や研究者、技術者がアメリカに流出しています。アメリカの経済が今後も期待できる要因がこのようなところにもあったのです。

 

またノーベル賞でも物理学賞や医学・生理学賞のように科学部門での受賞者は、アメリカ人、あるいはアメリカの研究所で研究した人物が多いという事実があります※6

 

※6 日本の受賞者も、アメリカでの研究が受賞対象になっていることがある。

 

安恒 理
オフィスミックスナッツ代表
現代ビジネス兵法研究会

 

※本記事は特定の銘柄の取引を推奨するものではありません。また、売買による損失について、執筆者、出版社は一切その責を負いません。投資はご自分の判断でお願いします。

 

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