日ごろ感じているお腹の不調は、日本人の70%に可能性がある「腸もれ症候群」の可能性が高く、もし原因が他にある場合も、逆にお腹の不調が「腸もれ症候群」を引き起こすこともあります。「腸もれ症候群」は糖尿病や、心筋梗塞、アルツハイマー病やパーキンソン病などの慢性疾患に至ることもあるため、原因や対策、解消のためになにをすべきなのか、知っておく必要があります。今回は、現役医師である藤田長久氏が、腸もれと密接な関係にある「便秘」解消のためになにをすべきなのか、解説します。

ストレスを感じると「腸もれ」が起こりやすくなる

ストレス社会ともいわれる現代は、何かと緊張を強いられることも多いものです。今までお話ししてきた通り、脳と腸は互いに影響しあっていますので、緊張状態が毎日のように続けば腸の機能や免疫力も低下しやすくなってしまいます。腸壁の守りが手薄になり、腸もれを起こしやすくなってしまうのです。

 

ストレスは大きく「肉体的ストレス」と「精神的ストレス」に分けることができます。

 

前者には疲れや体の緊張状態、睡眠不足、また気温や湿度などの気候条件も入ります。後者にはイライラやくよくよといった怒りや不安、落ち込み、また何かにエキサイトすることなどによる興奮状態もストレスになります。

 

いずれも、ストレスは外部からのなんらかの刺激による緊張全般を指しますので、生きている以上、まったくなくすことはできません。ストレスに対し過剰に反応したり、ため込んだりすることが良くないのです。

 

そこをいかに上手に対処するかで、腸の状態も左右されるといっていい過ぎではないで
しょう。

 

緊張の反対は弛緩、リラックスですので、緊張した時速やかにリラックス状態へと心身を調節したり、普段からリラックス状態をできるだけ維持することが大切です。

「運動や入浴」で体を温めることのメリットは?

緊張状態にある時には血管が収縮しているので、体が冷えています。逆にいえば、体を温めてあげれば血管が拡張し、リラックス状態へ導くことができるのです。

 

運動や入浴で体が熱くなっている時には、呼吸も早まり心拍数も上がるので、緊張状態にあると思われがちですが、実は逆。確かに一時的には、酸素を全身にスピーディに届けるべく心拍数が上がるなどしますので、交感神経が優位に立つことは確かです。

 

しかし、人間にはバランスを保とうとする調整機能が生まれながらに備わっていますので、しばらくすれば副交感神経が優位に立ち、リラックスモードになれるのです。

 

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体の不調は「腸もれ」が原因

体の不調は「腸もれ」が原因

藤田 長久

幻冬舎メディアコンサルティング

「腰痛や肩こり、頭痛がなかなか治らない」「不眠や慢性疲労に悩んでいる」 そんな慢性的な体の不調は「腸もれ」が原因かもしれません。 腸の細胞間に隙間があき、未消化の食物やウイルスが血管にもれ出る「腸もれ」。放置…

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