筑波こどものこころクリニック院長/小児科医の鈴木直光氏は著書『新訂版 発達障がいに困っている人びと』のなかで、発達障がいとどのように向き合うべきか語っています。本記事では、ADHD・自閉スペクトラム症の特徴について解説します。

 

平成24年度の厚生労働省の障害者総合福祉推進事業として発表された「発達障害児者支援とアセスメントに関するガイドライン」によると、自閉スペクトラム症の有病率は、おおよそ1〜2%、100人に1人か2人の割合で、また2008年に発表された「広汎性発達障害の疫学に関する文献的研究 自閉症を中心に」(加我牧子・藤田英樹・矢田部清美・稲垣真澄、精神保健研究)によると、男児に多い傾向にあるといいます。

一クラスに2~3人も…自閉スペクトラム症の特徴は?

最近では、学校の一クラスに2〜3人はいると考えられています。特徴としては次の4つが挙げられます。

 

・対人関係が薄い、共感性が乏しい、視線が合いにくいなど、人との相互交渉が苦手である。

・話し言葉でのやり取りが特に苦手で会話が成立しない時がある。

・未来の見通しを立てて行動したり、応用が利かなかったりと想像して行動することが不得意。

・一つのことにこだわりを持ち、関心の幅が狭い(IQテストなどで、項目ごとに差が出やすい、いわゆる発達が凹凸のタイプ)。

 

 

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鈴木 直光

筑波こどものこころクリニック院長・小児科医
小児神経学会認定医博士(医学)

 

 

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    本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『新訂版 発達障がいに困っている人びと』より一部を抜粋したものです。最新の税制・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

    新訂版 発達障がいに困っている人びと

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    鈴木 直光

    幻冬舎メディアコンサルティング

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