成功者の考え方・行動には「強運力」という共通するベースがあり、スピリチュアル的な「運がいい」と自分でつかみ取る「運が強い」はまったく異なるものだ。…そう唱えるのは、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役の安田正氏。同氏の書籍『超一流の強運力』(ポプラ社)より一部を編集・抜粋して解説します。

自分から「商品の説明」をしなくなった理由

これは、営業トークを何年も何百回も経験しているうちに

 

「何だかいつもこのパターンで受注に結びつくなぁ……」

 

「いつもこんな感じで相手が食いついてくるなぁ……」

 

「他の営業マンと比べると、自分の商談は笑いが多くて盛り上がっているなぁ……」

 

などと気づくようになったことでもあります。そこで、この二つのポイントを活かし、さらにトレーニングを重ね、徹底的に「相手に刺さるトーク術」を磨き、それをウリにしました。

 

このプロセスは、もちろんトライ&エラーの繰り返しです。しかし、そうした実践を積み重ね、トレーニングを重ねてこそ、漠としていた強みを鋭くとがらせていけるのです。

 

ところで、そもそも営業しても売れないのは、何が原因だと思いますか? 話し方が単調、商品説明が独りよがり……など、いろいろ思い浮かぶでしょうが、それらは本質的なことではありません。答えは、何といってもお客さんの興味とは関係なく、「商品の売り込みをする」からです。だからお客さんに引かれてしまうのです。

 

そこで、私は「商品の説明はしない」と心に決めました。そして、お客さんのほうから「ちょっと、詳しく聞かせて」と言われるまで、ひたすらお客さんの興味のあること、面白いと思えることを話す、またはお客さんの話を聞くことに徹しました。相手の興味を探ったり、面白い会話をするのは得意ですから、この作戦は成功しました。

 

そうして私は死ぬほどやりたくなかった営業で成績を上げ、さらには「営業が生きがい」にまでなっていったのです。

 

【強運ポイント】

強みを活かす「チャレンジングプレイス」はトライ&エラーの繰り返しで見つけていく。

 

 

安田 正

株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役

 

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超一流の強運力

超一流の強運力

安田 正

株式会社ポプラ社

88万部超「超一流の雑談力」の著者が、 「運」の持つ計り知れない力を 実体験やデータをもとに初めて明かします。 成功者の考え方・行動には、 「強運力」という共通するベースがあった! 「運がいい」と「運が強い」…

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