成功者の考え方・行動には「強運力」という共通するベースがあり、スピリチュアル的な「運がいい」と自分でつかみ取る「運が強い」はまったく異なるものだ。…そう唱えるのは、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役の安田正氏。同氏の書籍『超一流の強運力』(ポプラ社)より一部を編集・抜粋して解説します。

営業トークはどうやって練習したのか

そうした結果を生み出せたのは、棚からぼた餅式の運ではありません。どうしても営業成績を上げたかったので、「トーク力を磨かなければ」という切実な気持ちから、相当がんばってトレーニングした結果です。

 

まず、自分の営業トークをテープに録音しては聞き直し、気になるポイントを修正していきました。また、友達に営業トークを聞いてもらって、率直な意見を言ってもらい、ブラッシュアップしていきました。さらに、プロの真似も試みました。

 

私が「話術の天才」と信じている浪曲師(ろうきょくし)、広沢虎造(ひろさわとらぞう)のテープを繰り返し聞き、話し方の研究をしたのです。広沢虎造さんは誰が聞いても良い声ではありません。ダミ声というか、濁った感じの声です。

 

しかし、すごいのはもともとの声に癖があるからこそ、それを独自のものとし、「強み」に変えている点です。そんな逆転の発想に、「自分の弱みも強みに変えられる!」と大いに勇気をもらいました。

 

天才芸人、藤山寛美(ふじやまかんび)の舞台もよく見に行きました。藤山寛美さんからは客席との一体感の持ち方を学びました。また、まるで全てをアドリブで話しているかのような臨場感のある話術は、その後の私のセミナーでも本当に参考になっています。落語家の柳家小三治(やなぎやこさんじ)師匠は、あの間(ま)の取り方と声が天才的です。若い頃もテープが擦り切れるほど聞きましたが、実は今でもYouTubeの動画で見て、学んでいるのです。

 

このように、とにかく営業トークを磨くためのありとあらゆる練習をしていました。そして結果を出すことによって、いつしか「トーク力は自分の強み」だと自覚するようになったのです。そんな研鑽を重ねる中、私はさらなるトーク力向上のため、「トーク力」を細かく分析するようになりました。

 

そこで、自分の営業トークも振り返って分析してみると、このような強みの具体的項目に気づいたのです。

 

1.会話の中で、相手の話す内容や反応を見ながら、相手が本当に興味を持っていること、理解できることにピンポイントで焦点を当て、話を進めることができる。

 

2.その場や相手にピッタリと合った内容とタイミングで話を盛ったり、たとえ話をしたりして、会話を盛り上げることができる。

 

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