多くの日本人が何気なく飲んでいる「コーヒー」と「発展途上国の貧困」が密接につながっていることはあまり知られていません。そこで、池本幸生氏、José. 川島良彰氏、山下加夏氏の連著『コーヒーで読み解くSDGs』(ポプラ社)より、身近な飲み物であるコーヒーを切り口として、コーヒーと貧困について解説します。

「それこそがコーヒー農園主である自身の使命だ」

「たまたまコーヒー農園主の家庭に生まれた私は恵まれています。だからその境遇を活かし、どう地域や人々の生活向上に貢献できるかを常に考えるのは、当然のことです。私たちは一つのチームであり、私は農園主として、働く人たちに恩返しをする責任があるからです」

 

次にフォアニータが目指すのは、コーヒーの品質をさらに向上させ、価値を上げることで、より多くの人々の暮らしが向上し、より多くの人々が教育を受けられるようになることです。そのような努力が、長期的にはコロンビアが国としてより繁栄することにつながると信じているからです。

 

先祖代々受け継がれてきたコーヒー農園を守りながら、地域の人々と共に農園としてさらに成長し、コロンビアでも有数の品質を誇る農園となる。そして、内戦と飢餓を乗り越えた農園の歴史と復興の姿を、誇りを持って世界に伝えていく──。それこそがコーヒー農園主である自身の使命だとフォアニータは考えています。

 

 

池本 幸生
東京大学東洋文化研究所教授

 

José.川島 良彰
株式会社ミカフェート 代表取締役社長

 

山下 加夏
ミカフェート・サステイナブル・マネージメント・アドバイザー

 

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コーヒーで読み解くSDGs

コーヒーで読み解くSDGs

Jose.川島 良彰、池本 幸生、山下 加夏

ポプラ社

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