日本の持ち家率は60%を超え、マイホーム購入に至る年齢は40歳前後というのが一般的。人生の折り返し地点で多額のローンを負うと、どのように返済していくことになるのでしょうか。東京都港区「白金高輪」にタワーマンションを購入した外資系企業勤務40代会社員を例にみていきます。

富裕層が住む街「白金高輪」賃貸より購入を選択

東京都港区「白金高輪」駅。東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線の接続駅で、白金と高輪が交差するエリア。ここを最寄りとするタワーマンションの上層階、80㎡程度の3LDKに家族3人で住む、外資系企業勤務の42歳の会社員。勤務先と長男が通う小学校へのアクセスも考えて購入したという。

 

駅の周辺は江戸時代に薩摩藩や高松藩など大名家の下屋敷があったところ。上皇陛下の叔父であり、昭和天皇の弟である高松宮ご夫妻が暮らしていた邸宅である「高輪皇族邸」など、皇族とゆかりの深い建物が多く点在している。都内でも有数の高級住宅地として知られ、家賃水準も指折り。賃貸という選択肢もあったが、月々の家賃を考えたら購入しても同じと、購入に踏み切ったという。

 

■高輪白金周辺の賃貸相場

1K・1Dk 9.71万円

1LDK 16.39万円

2LDK 24.40万円

3LDK 28.3万円

4LDK 32.5万円

出所:宅地建物取引業協会4月16日調べ

 

駅周辺に商業施設や娯楽施設など、ランドマークとなるものはないが、「クイーンズ伊勢丹」や「ピーコックストア」など、最寄り品を揃えるには便利なスーパーが点在している。また明治通りの四の橋から伸びる白金商店街には生鮮食品を扱う、昔ながらの個店もいまだに顕在。高級住宅地でありながら、庶民派の買い物スポットが点在していることは、住んでみて気づいたことだとか。また会社員が気軽に訪れるような飲食チェーン店は少なめだが、住宅街には隠れた名店も多く、意外と食の選択肢は多いという。

 

購入価格は1億7000万円で、その6割は住宅ローンを活用したという40代会社員。定年前にローンは払い終える計画だというが、月々のローン返済以上に、近所付き合いにまつわる出費が痛いという。ちょっとした会食でも近所の高級レストランを利用し、服装にも気を使わなければならない。車も世間から見たら高級車だが、ここでは一般車。上には上がいる(いまはコロナ禍でご近所付き合いが希薄になっているので安堵しているとか)。教育費も年々増えていくし、実力主義の外資系企業にいつまで働けるか分からず、このままの給与水準を維持できるか、不安だという。

 

写真:PIXTA

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