オーストラリアの「ブリスベン」は、シドニー、メルボルンに次ぐ第3の経済都市です。シドニーとメルボルンの不動産価格は手が届かないくらい上昇しているのに対して、ブリズベンはシドニーより40%程安く、注目を集めています。その理由と都市の特徴を、32年間にわたってオーストラリアで不動産ビジネスを手掛けている株式会社ワイドエステートの砂川盛作代表が解説します。

クィーンズランド州の州都「ブリスベン」8つの特徴

以下にブリスベンの特徴を8つ簡単にまとめましたので、参考にしてください。

 

◆最大の経済都市 クィーンズランド州の州都

ブリスベンはシドニー、メルボルンに次いでオーストラリアで3番目に大きい経済都市です。クィーンズランド州のすべての経済活動はこの街を中心に動き、特に昨今は鉱物資源と農産物の輸出拡大に伴い、街の経済規模は毎年大きくなっています。成長著しいアジア諸国に近い都市ということもあり、今後も更なる成長が見込まれています。

 

◆都心の利便性 都会ならでは交通網が充実

ブリスベンの街を中心にバスや電車の公共交通機関が発達しています。また市内を流れるブリスベン川ではフェリーを利用して対岸の町や住宅地を自由に行き来することができます。一見複雑そうに見える路線図も使い慣れると大変便利で、ブリスベン市内のみならず郊外での楽しみ方も増えます。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
ブリスベン川(※写真はイメージです/PIXTA)

 

◆教育の街 4万人の学生で賑わう街

ブリスベンは、クィーンズランド州最大の経済都市に加え、約4万人の学生で賑わう街でもあります。私立大学・専門学校・職業訓練学校等、教育機関が多くあり、特に大学は教育レベルが高いことから毎年諸外国からも多くの方が留学しています。日本からの大学生や研究員も多く学んでおり、まさに州を代表する最高な教育水準を誇っています。

 

 

◆文化都市 さまざまな公演が鑑賞できます

ブリスベンは文化都市としても高く評価されています。美術館や博物館が市内にあり、バレエ団、オペラ、管弦楽団による公演を見に出掛けたり、現代演劇などを鑑賞することができます。公演の案内等をあらかじめホームページ等で情報収集し、その日程に合わせてブリスベンに滞在し、鑑賞することも楽しみ方の一つです。

 

◆食文化が豊か 色々な国の料理があります

ブリスベンはクィーンズランド州最大の都市ということもあり、食文化も豊かです。市内には一流レストランや有名なカフェ、日本食レストラン、ラーメン屋、そしてチャイナタウンもあり、色々な国の料理が気軽に楽しめます。市内のブリスベン川沿いにずらりと並ぶレストランやカフェの週末の賑わいぶりは一見の価値があります。

 

◆医療も充実 日本人も多く住んでいます

ブリスベンには日本人も多く住んでいます。日本人による医療通訳、歯医者、一般開業医等の医療関連サービスも充実し、また、公的な組織として、日本総領事館、日本人会、日本語補習校、日本人商工会議所等があります。日本食材店もありますので、長期的な滞在でも可能です。

 

◆都市に住む 自然と都市機能が調和した街です

ブリスベン市内には、利便性と眺望のよい分譲タワーマンションが多くあります。市内をゆったりと流れるブリスベン川や遠方に見える国立公園は都会のなかにいることを忘れさせてしまう程に穏やか景色です。駅前の物件もあり利便性は申し分なく、まさにシティライフを満喫するには最適な環境です。

 

◆日本からの直行便があります

成田空港、そして羽田空港からブリスベン国際空港に直行便があります(ただし、2021年4月現在はコロナ禍で運休中)。

 

砂川 盛作

株式会社ワイドエステート 代表

 

 

【関連記事】

税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると