成功者の考え方・行動には「強運力」という共通するベースがあり、スピリチュアル的な「運がいい」と自分でつかみ取る「運が強い」はまったく異なるものだ。…そう唱えるのは、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役の安田正氏。同氏の書籍『超一流の強運力』(ポプラ社)より一部を編集・抜粋し、「運」とは何なのかを解説します。

「夢」がない人にとって「運」の良し悪しは関係ない

いずれにしても、「夢」がないと、いったい何に向かって「運」を強めていったらよいのか、また、自分の「運」が強まっているのか、それとも弱まっているのかも、わかりようがありません。

 

「夢」があってこその「強運」なのです。「強運」になるための第一条件は、明確な「夢」を決めること。

 

■大きな家に住むのが人生の夢だった

 

さて、あなたの夢は何でしょうか? すでにくっきりと描かれている人、夢はあるけれど小さいから…と臆している人、まだ何も描けないという人、それぞれでしょう。セミナーで夢の話をすると必ず、「いくら考えても夢が描けません」という方がいるので、ここで私の例を挙げてみます。

 

私には子どもの頃からずっと、「大きな家に住みたい」という強烈な願いがありました。本当に、心の底から願っていました。

 

仙台で生まれ育った私は父親が刑務官であったため、官舎にずっと住んでいました。仙台という寒い地域にもかかわらず、信じられないことに当時あった暖房は火鉢だけ……。当然、冬は寒すぎて眠れないことさえありました。

 

さらにお風呂は家の外にあったので、小学生になって友達の家に遊びに行くようになると、お風呂が家の中にあるのを見て、心底羨ましいと思ったものです。高校生になってガールフレンドができても、狭すぎる家には招くことさえできませんでした。

 

ですから、私はどうしても大きな家を手に入れたかったのです。大きな家を想像するだけでワクワクしました。

 

「広々とした居間があって、そこにはソファーがあって……」

 

「庭には芝生が広がっている……」

 

今思うとごくごく普通の一軒家ですが、子どもの私にとっては、まるで豪邸のようなイメージでした。そして、実際にそんな一軒家の折り込みチラシの写真を、毎日、穴が開くほど眺めていました。

 

「いつかこんな家に住みたい!」と毎日、家のことを考え、情熱を燃やしていたのです。大学生になり、仙台から神奈川に移って一人で住むようになっても、狭いことに変わりはありません。

 

狭いアパートにお風呂がついていることには感動しましたが、それまでシャワーという存在すら知らない生活を送っていたことに愕然としました。こんな子ども時代、学生時代を送ってきた私が社会人になると、「広い家を会社の近くに建てる」という具体的な夢を描くようになりました。

 

そして、夢を実現させるべく、「お金を稼ぐ、貯金をする」ことに邁進しました。これが、私が「強運」になっていく道のりとなったのです。

 

安田 正

株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役

 

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超一流の強運力

超一流の強運力

安田 正

株式会社ポプラ社

88万部超「超一流の雑談力」の著者が、 「運」の持つ計り知れない力を 実体験やデータをもとに初めて明かします。 成功者の考え方・行動には、 「強運力」という共通するベースがあった! 「運がいい」と「運が強い」…

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