感染症、失明、脱臼…「目の手術」が原因?恐ろしすぎる合併症

「多焦点眼内レンズ」は白内障手術の際に、濁った水晶体の代わりに目の中に入れる人工の眼内レンズの一つです。鈴木眼科グループの鈴木高佳氏が、多焦点眼内レンズの手術後に起こり得る合併症について解説します。

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「多焦点眼内レンズ」術後に起こり得る合併症や諸症状

多焦点眼内レンズの手術後に起こる可能性がある「合併症」についてご説明します。

 

合併症とは、一つの病気にかかっているとき、または一つの手術のときに起こり得る病気や症状のことです。一過性ですぐに治るものもあれば、治療が難しいものもあります。

 

多焦点眼内レンズ手術も通常の白内障手術も、合併症が起きるケースは極めてまれです。しかしもちろん、どんな手術も合併症の可能性がゼロというわけではありません。

 

確率の高低にかかわらず、起こり得るリスクの存在を知っておくことも大切です。術後に異変や違和感を覚えたら、以下を参考にしてください。

 

◇感染症(感染性術後眼内炎)

 

多焦点眼内レンズ手術や白内障手術で、最も注意しなければならない合併症が感染性術後眼内炎です。細菌が眼内に入って増殖し、目の組織を壊してしまう危険な感染症です。治療が遅れると最悪の場合、失明に至る可能性もあります。

 

発症率は現在ではとても低いのですが、起きてしまう場合は手術から1週間以内に発症することが多く、初期には「視力が下がった気がする」「目がかすんでいる」「目が痛い」といった症状が現れます。

 

◇嚢胞様黄斑浮腫

 

網膜の「黄斑」という部分にむくみや腫れが生じ、手術直後はよく見えていた目があとになって見えにくくなります。術後の早い時期から2~3カ月後まで発症する可能性がありますが、痛みは感じないので、自分ではなかなか気がつきにくいのが特徴です。

 

手術後、医師に処方された抗炎症剤の目薬を途中で使わなくなったり、早くにアルコールを飲み始めたりすることも原因の一つに挙げられます。予防のためにも、目薬の点眼は医師のOKが出るまで必ず続けてください。

 

◇眼内レンズの偏位・脱臼

 

手術から何年も経ったあと、チン小帯が弱くなったことなどが原因で眼内レンズの位置がずれたり(偏位)、眼内レンズが硝子体に落ちたり(脱臼)する場合がまれにあります。ずれると身体の向きによって見え方が変わり、脱臼したときは急に視力が落ちる、まったく見えなくなるなどの症状が起きます。

 

治療は再手術が最もリスクが低く確実です。

 

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鈴木眼科グループ代表

神奈川県逗子市出身。栄光学園中学校・高等学校卒、1994年日本医科大学卒。日本医科大学付属第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院眼科に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術をはじめ眼科一般の経験を積む。

2002年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わる。また同年、日本国内での多焦点眼内レンズの厚生労働省治験を行った、東京歯科大学水道橋病院眼科のビッセン宮島弘子教授の助手として同眼科に勤務し、2006年3月まで、手術、診療、臨床研究に従事。同大学ではほかに、レーシックをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。

2006年国際親善総合病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者の診断と治療を担当。

2010年4月、神奈川県横浜市のJR戸塚駅前に戸塚駅前鈴木眼科を開院。現在は同クリニックの理事長を務めるほか、同クリニックをはじめ県下に計4カ所のクリニックから成る鈴木眼科グループの代表を務める。

著者紹介

連載メガネ・コンタクトレンズはもういらない!多焦点眼内レンズ入門

メガネ・コンタクトレンズはもういらない!多焦点眼内レンズ入門

メガネ・コンタクトレンズはもういらない!多焦点眼内レンズ入門

鈴木 高佳

幻冬舎MC

鈴木眼科グループ代表の鈴木高佳氏が老眼・近視・乱視・白内障の悩みを老眼鏡なしで解決する多焦点眼内レンズについて解説します。

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