過保護でぜいたくな暮らしをしてきた子供たちは…
医者の子供が優秀なわけではありません。むしろ、過保護で贅沢に暮らしてきた子は、どこか破綻しています。ベンツを乗り回して、たばこを吸って、「お金を払っているから、何でも許される」と思っている子供もいます。恋愛をしに来ているのかと思いたくなるような女生徒も少なくありません。
合宿ともなれば、男子部屋と女子部屋の間の廊下に座って監視しなければならないため、まともに眠れないほどです。勉強する気などないのではないか? そもそも医者になる気も、その覚悟もない子が多いわけです。
どうしてもダメな子は、やめてもらうこともあります。しかし、それは本意ではありません。必死になって矯正しています。彼らをそんな若者にしてしまったのは、多くの場合、両親なのです。
長澤 潔志
医学部専門予備校・TMPS医学館代表取締役
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