株式投資初心者が涙する「サッパリ勝てない」理由とその対策

株式市場も上向きとなり、一般投資家たちの「景気のいい話」を聞いて投資家デビューを考える初心者も増えていることでしょう。しかし、実際にはじめてみると、緻密に描いた予想とかけ離れた現実に、何度も驚かされるのではないかと思います。そこには、投資初心者が陥りがちな「思考のワナ」が潜んでいるのです。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

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投資初心者は、株価を「理屈で予想」したがるが…

株式投資を始めようと考えている人は、得てして「株価を予想し、値上がりしそうなときに買い、値下がりしそうなときに売ればいいだろう」と考える人が多いのです。しかし、実際にやってみればすぐにわかると思いますが、株価を予想するのは簡単ではありません。

 

投資初心者は「株価は理屈通りに動く」という思い込みから、理屈で株価を予想しようとする人が多いのです。しかし、実際には株価は理屈通りには動かないので、理屈で株価を予想することは、あまりお勧めできないというわけですね。

 

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

そもそも株価の動きは「理屈では説明できない」

あえて「投資初心者は」と書いたのは、長い間投資をやっていれば、株価は理屈通りに動かないということを、自然に学んでいくからです。つまり、「理屈通りに株価が動くだろう」という思い込みから株価を予想&投資をし、その結果、何度も失敗を繰り返して「株価の動きは理屈では説明できない」ということを、身をもって思い知るのです。

 

短期的な株価が理屈通りに動かない理由として最も重要なのは、株価が「美人投票」(説明は後述)であることですが、それ以外もさまざまな要因があります。「なぜバブルが発生し、なぜ崩壊するのか、そして崩壊するのはいつなのか…」といったことは、どんなに考えたところで、理屈では説明ができないのです。

 

また、例えば株価が暴落しているときには、オーバーシュートする場合が多いのです。株価が適正な水準を上回って推移しているときに株価が暴落すると、適正な水準を超えても下落が続くこともしばしばあります。

 

投資初心者が「株価が暴落して適正価格を下回ったから株を買おう」と考えて買い注文を出しても、その後も株価が下がり続けるのを見て、怖くなって売ってしまう(=狼狽売り)、という行動を取りがちです。

 

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経済評論家

1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と無関係に個人として行なっているものであるため、現職欄には経済評論家と記すものである。

著書に、『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』『初心者のための経済指標の見方・読み方 景気の先を読む力が身につく』(以上、東洋経済新報社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)、『退職金貧乏 定年後の「お金」の話』『なぜ、バブルは繰り返されるか?』(以上、祥伝社)、『経済暴論』『一番わかりやすい日本経済入門』(以上、河出書房新社)など多数。

趣味はFacebookとブログ。

著者紹介

連載「不確実性の時代」を生きる、投資初心者のための株式投資入門

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