恐ろしい…水が溜まって急速に腐る「日本の木の家」が多いワケ

マンション? 一軒家? 持ち家? 賃貸? …「日本の住まいのかたち」は実に様々。快適かつ安心した暮らしを送りたいものですが、いずれの選択にもリスクはつきものです。本記事では「日本の木の家」にまつわるリスクについて見ていきましょう。

「温かい木造住宅」でもリスクが…

マイホームと一言で表現しても、その種類は実に様々。家の構造は具体的に

 

・木造

・鉄骨造

・鉄筋コンクリート造(RC造)

 

などが挙げられます。

 

木造住宅では、多くの場合鉄筋よりも建築コストが低いというメリットがあります。そして木造住宅の最たる特長はその温かみ。「鉄筋コンクリートは殺風景な感じがしてどうも…」といった声は多いものです。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

何で家を建設するかによって、住み心地が一変のはもちろんこと、デメリットも変わっていきます。木造の家で気になるのは、「木が腐ってしまうのでは?」という懸念。実際に発生しているようです。

 

「高気密・高断熱住宅の木造住宅は腐りやすい」と主張する人もいます。これは正しくは、「高気密・高断熱住宅をうたっていながら、中途半端な断熱や気密の家は木材が腐りやすい」ということです。この原因は「結露」にあります。

 

家の中と外で温度差、湿度差が大きい住まいでは、室内で発生した水蒸気が壁の中に入り込み、壁や断熱材などの内側に結露ができる「内部結露」が発生しやすくなります。

 

窓の結露は水滴がつくため目で見えますが、内部結露は壁や木材に吸収されてしまうため見ることができず、すぐには分からないのでとても怖いものです。

 

そして木を腐らせる「腐朽菌」が繁殖し、住宅の主要構造部である柱や床、土台などの木材を腐らせ、家の寿命を著しく縮めてしまうのです。”『“健康住宅"のウソ・ホント』より

 

『住宅の種類,建て方及び構造』(総務省統計局)の調査によると、日本の住宅において、「木造」は2923万戸で住宅全体の58.9%、「鉄筋・鉄骨コンクリート造」や「鉄骨造」などの「非木造」は2037万戸(41.1%)となっています。実に日本の半数以上の住宅に懸念されるリスクといえましょう。

水漏れは大丈夫?床下を覗くと…。

木造住宅が腐る理由のひとつに結露が挙げられていますが、そのほか天井や床下の「水漏れ」も同様に恐ろしいリスクです。排水管の接続部などは問題ないでしょうか。

 

私が診断を行った物件でも、床下を開けると水が溜まっていてプールのような状態になっていたことがありました。排水管の接続部がきちんとつながっていなかったのが理由です。ここまでひどい例はめったにありませんが、少しでも漏れていると、じわじわと建物の寿命と私たちの健康に悪い影響を与えていきます。『こんな建売住宅は買うな』より

 

住まいにとって水回りの充足は必要不可欠であるものの、トラブルが発生しやすいのも確か。少しでも異変を感じたときは、つながりのあった「ハウスメーカー」「工務店」などに相談しましょう。24時間対応の業者もありますが、その分料金は割高になる傾向にあるので注意が必要です。

【ちなみに】マイホームを新築で建てる割合は…

『平成30年住宅・土地統計調査結果』(総務省統計局)によると、日本のマイホームについては「新築(建て替えを除く)」が 990万2千戸(持ち家総数に占める割合 30.2%)と最も多くなっています。

 

次いで「新築の住宅を購入」が 738万9千戸(同 22.5%)、「建て替え」が 565万6千戸(同17.2%)。「中古住宅を購入」は 483万3千戸(同 14.7%)と、日本人の「新築」かつ「木造」を好む傾向は、顕著に表れています。それだけ上記に挙げたリスクを抱えている家が多いともいえましょう。

 

「買ってからの後悔」は避けたいもの。安心して暮らすためにも、事前の情報収集が求められます。

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している(写真は編集長の立本正樹)。

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