兄弟をいじめたり、できることをわざとやらなかったりと、子どもの問題行動に困っている保護者は少なくありません。今回は、問題行動を根本から解決するために、保護者がすべきことについて見ていきます。

なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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保護者が困惑「子どもの問題行動」が示すものは?

「ストロークバンク(心のお財布)」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか? 人はだれでも、ストロークバンクを持っています。そして、人との触れ合いや愛情によって得られる、さまざまな刺激(ストローク)によって、心のお財布は増えたり減ったりします。

 

心のお財布のなかに入っているのは、お金ではなくて「愛情」です。

 

心の財布(ストロークバンク)は、「愛情」でいっぱいになると安定し、「愛情」が不足すると不安定になり、それが続くと「怒り」をお財布に入れてしまうのです。

 

子どもが問題行動ばかりするときは、愛情や触れ合いが不足して、怒りでもいいから欲しい! というメッセージなのです。

 

心のお財布がいっぱいになると、子どもはポジティブな気持ちになり、チャレンジ精神をが育っていきます。

 

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では、心のお財布のなかをいっぱいにするには、どうしたらよいのでしょう?

 

両親やおじいちゃんおばあちゃん、保育園・幼稚園・小学校の先生など、周りの人たちからたくさんの愛情をもらうと、お財布がいっぱいになり、心が安定します。

 

ありのままの姿を愛してあげると、子どもの心は安定し、素直でしつけもしやすく、意欲的となり、能力も伸びていくのです。

 

愛情をかけて育てているつもりなのに、まわりの子どもと比べると、この子はいつも問題を起こす、甘えが続く、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

また兄弟によっても、違うと感じることがあるでしょう。人によって、お財布の大きさは違うのです。ですから、話を聞いてもらうだけで安心する子もいれば、抱っこして「大好き」と何度もいわれないと落ち着かない子どももいます。

 

お母さんは、それぞれの子どもの様子を見ながら、子育てしていくことが大事なのです。子ども達にたっぷりと愛情をプレゼントしてください。

怒らない子育て…一番簡単にできるのは「抱っこ」

ストロークバンク(=子どもの心の財布)を満たしてあげることが、子どもの心の安定、自立につながるということをご説明いたしました。

 

それでも、こんなときはどうしたら良い? というケースも多く出てくると思いますので、実際にあった質問にお答えしていきたいと思います。

 

【質問】

兄弟3人の母親です。プラスのストロークが重要と知ったため、「今日は怒らない!」と思って子育てをしています。

しかし、長男は私の気を引きたいのか、下の子をいじめたり、いつもできることをわざとやらなかったりするので、私も疲れてしまい、最後には怒ってしまいます。

どうすれば、怒らずに向き合えるようになるのでしょうか?

 

長男が弟をいじめる…(画像はイメージです/PIXTA)
長男が弟をいじめてしまう…(画像はイメージです/PIXTA)

 

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「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

大坪 信之

幻冬舎メディアコンサルティング

近年増加している「発達障害」の子どもたち。 2007年から2017年の10年の間に、7.87倍にまで増加しています。 メディアによって身近な言葉になりつつも、まだ深く理解を得られたとは言い難く、彼らを取り巻く環境も改善した…

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