「イヤイヤ期」とはおおよそ1歳半~3歳頃を指し、第一次反抗期や魔の2歳児ともいわれます。しかし、イヤイヤ期は自立・成長の時期であり、本当は親にとっても非常に喜ばしいことなのです。本記事では、イヤイヤ期専門保育士が、子育てに奔走する親御さんに向け、この時期特有の困りごとへの対処法を紹介します。※本記事は、『イヤイヤ期専門保育士が答える 子どものイヤイヤ こんなときどうする? 100のヒント』(実務教育出版)より抜粋・再編集したものです。

せっかく作ったごはんの器を投げられ、イライラMAX!

(イラスト/クリハラタカシ)

 

●やりがちだけど、なるべくしたくないこと

 

× 「お皿を投げるなんて悪い子ね!」と叱る

× 「もう食べなくていい! ごはん終了!」と食事を下げる

× 「どうしてそんなことするの! いつもあなたは…」と長い説教を始める

 

●親として知っておきたいこと


子どもの虫の居所(いどころ)が悪いときに食事の時間が重なると大惨事になることもあります。せっかく作ったごはんの器を投げられると、悲しくなりますし、物を大切にしてほしくて強く叱ってしまうこともあるでしょう。

 

その気持ちは大正解。でもそんなときこそ、思わずいってしまいそうな強い言葉を飲み込み、深呼吸してみると、思わぬ落ち着いた言葉が出てきますよ。

 

●イヤイヤ期専門保育士の対処ワザ

 

この場合は「器を投げた」という危険な行為に目を向けます。投げたら(投げようとしたら)体を張って止め、「投げたら危ない」ときちんと叱ります。

 

もし、トマトを食べたくなくて器を投げたのなら、「トマトが食べたくないのだね」と気持ちを受け止めます。 親がいうのは、それだけで十分。これ以上、やってしまったことを責める必要はありませんし、ガミガミいうと心の窓を閉じてしまいます。

 

「悪い子ね」などといって、子どもを評価しないでくださいね。かんしゃくを起こした場合は、イスから降ろして安全な場所でかんしゃくを起こさせます。十分に気持ちを出し切れば徐々に落ち着くので、「おいで」と抱っこして「ごはん、食べる?」と再びごはんに誘ってみましょう。

 

物に当たる危険な行為は体を張って止め、きちんと叱ろう

 

 

イヤイヤ期専門保育士

中田 馨

 

イラストレーター
クリハラタカシ

 

 

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