「老後に備えて貯蓄を」十分にできているでしょうか。子の教育費、親の介護費、自分の生活費…。日々の暮らしに精一杯な日本人の現状は、データにも表れています。

恐ろしい…年金「月20万円」でも資金が底をつく

■ゆとりある老後のためには、毎月35万円もの生活費が必要~意外にかかる老後の資金

 

では実際に、老後生活にはどの程度の資金が必要なのでしょうか。その金額は、現役時代の生活スタイルによって大きく異なります。現役時代に収入が高かった人ほど、支出も多く、贅沢な暮らしに慣れてしまっています。そんな人は、老後生活に突入しても、なかなか生活レベルを下げることはできません。「リタイアしたら質素に暮らそう」などと考えていても、簡単に節約生活などできないのです。老後生活に突入するまでに、節約生活に慣れておく必要がありそうです。

 

「夫婦2人で老後生活を送るのに必要な資金はどれくらいなのか」という意識調査を見ると、平均22万円となっています(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/2013年度)。これは、あくまでも日常生活にかかる最低限の金額です。ただ生活するだけなので、楽しく暮らすことはできないでしょう。

 

■どうせならゆとりある生活を送りたい

 

豊かな老後を過ごそうと考えれば、さらに必要な金額は増加します。同じ調査で、ゆとりある老後生活を送るためには、平均35.4万円の資金が毎月必要だと考える人が多いことがわかっています。日常生活にかかる最低の金額に加え、平均13.4万円が必要になるというわけです。なかには「ゆとりある老後生活なんて、そもそも無理。最低限の生活でかまわない」という人がいるかもしれません。

 

しかし、30年、40年、一生懸命働いて、老後生活が「最低限の暮らし」というのは、寂しい話です。しかも、年齢を重ねるほど、病気になる確率も高まりますから、多少のゆとりがなければ安心して暮らすことはできません。仮に公的年金で20万円を賄えたとすると、毎月15.4万円が不足することになります。老後生活は短くありませんから、3000万円の資金を老後資金として蓄えていたとしても、約16年で資金が底を突くということになってしまいます。

 

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