高齢者(65歳以上)の6人に1人が認知症を発症しています。自分・家族の「もしもの時」に備え、認知症の知識を身に付けておきましょう。今回は、石塚武美氏が、実母への介護経験を基に、症状改善に効果的な工夫や、老々介護に必要な心構えを紹介します。

 

手足の指は一本ずつ私の手の指で、母親の指を柔らかくするように「揉みました」。手の甲と手の平、足の甲と足の裏、かかとあたりは私の手の平で「なでました」。脛は、下肢静脈瘤があり血管が紫色に浮き出て凸凹があったので、表と裏(ふくらはぎ側)を、手の平で、くるぶしあたりから膝の方に向かって、そっと「こすりました」。

 

当初、私はそっとこすったものの血管を傷つけてしまい、4、5回内出血をして皮膚に紫色の大きなしみができてしまいました。下肢静脈瘤を改善するのは神経を使いものすごく大変でしたが、5年ほどそっとこすっているうちになくなりました。

 

下肢静脈瘤の心配がなくなった後は、脛の表と裏を、手の平で、くるぶしあたりから膝の方に向かって、こするより力を入れてなでるようにしました。毎日夕方、表と裏をそれぞれゆっくりと30回程度です。

 

肩、首、は手でよく揉み、背中全体は両手の手の平で腰から首に向かってゆっくりとこすったりなでたりしました。本記事では、揉む、なでる、こする、をまとめてマッサージという言葉を使っています。

 

なお、自分で自分自身にマッサージをしますと、肩、腕、首回りが凝ってしまい、脳への血流が悪くなる心配があります。マッサージはほかの人にしてもらうのが基本です。

 

私が、マッサージをします、と書いているのは、子供が親に対しマッサージをすることを想定しています。私自身は長年の経験から慣れていますので、毎日、自分自身にマッサージをしています。

 

両足の指を揉み、8カ所の指の間をこすり、足の甲、足の裏、をなでます。また、脛の表と裏をくるぶしあたりから膝に向かって、それぞれ50回ほど、血液を上に流すような意識で、こすっています。

 

手、腕は、心臓の高さからそれほど低くなく、重力で血液がたまる心配があまりないと思われるのと、毎日いろいろなことに使っていますのでマッサージはしていません。

 

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認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫

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石塚 武美

幻冬舎メディアコンサルティング

「ところで私の前にいるあなたはどなたなの?」 夕食時に母親から言われた一言をきっかけに、認知症改善への挑戦が始まった――。 おしゃべり、歌、マッサージ……。母親と過ごす毎日は光輝いていた。 日常生活における心掛…

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