恐ろしい…「子ども自立後」に起きやすい失敗例
■子どもが自立したあとはどうするか
また、お子さんが大学を卒業し、社会人となって自立したあとのことについても考えておくといいでしょう。基本的に、子育て費用はかかりませんが、住宅ローンの支払いはまだ続いている可能性があります。もちろん、住宅も残っています。
子育てすることを前提に住宅を購入した方は、お子さんが自立することで部屋が余ってしまったり、あるいは間取りが適さなくなったりということも考えられます。加えて、高齢になるにつれて、バリアフリーの住宅を好むようになる可能性もあります。
お子さんがまだ小さい若い夫婦であれば、機動性もありますし、子どもを中心に住宅を考えても問題ありません。ただ将来的には、子どもが自立したときのことも考えて、住宅を検討するということも考慮しておいたほうがいいでしょう。
例えば、既存の住宅を売却して住み替えたり、より住みやすい地域に引っ越したりすることなども、検討してみてもいいかもしれません。お子さん中心の住まいから、夫婦中心の住まいへとシフトしていくということです。
そうなると、住宅ローンの残債と売却時の価格についても確認しておく必要があります。よくあるのが、注文住宅で特殊な自宅を建築したために、かけた金額に対して売れる金額が低くなってしまい、ローンが返せる金額では売却できないという事例です。
住宅の売却価格に関係してくるのは、他人がそれをどれだけ欲しいと思うか、ということです。つまり需要(ニーズ)によっておおよその相場が決まると考えて間違いありません。そのような事情があると理解したうえで、検討してみましょう。
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