月6万円が…35年で上乗せされた「住宅ローン返済額」
■ステージごとに変わる生活スタイル
試しに、「借入金額2000万円」「元利均等返済」「返済期間35年」「金利2%」で試算してみましょう。分かりやすくするために、その他の費用については考慮しないようにします。結果は次のとおりです。
•毎月返済分 6万6252円
•総返済額 2782万5861円
月々の返済額が6万6千円ほど。総返済額は800万円ほど上乗せされて、2780万円ほどとなりました。概算ではありますが、これが月々の返済と金利が乗った金額となります。なんとなく、返済のイメージができたのではないでしょうか。
月々7万円弱ということは、一般的な賃貸住宅とほとんど変わりません。月々にしてみると、それくらいの返済額でマイホームが所有できるということになります。もちろん、諸費用や経費など、その他の金額もかかることには注意が必要です。
このようにシミュレーションをしてみると、実際の生活についてもイメージがわきやすくなります。また、あらかじめ返済の年数も分かっているため、ライフプランも立てやすくなるというメリットがあるのです。
マイホームを所有するということは途方もないことのように感じる人もいるかもしれませんが、月々の支払額を試算して、普段の生活に落とし込んでいくことで、とても身近なものとなります。ぜひ、いろいろなシミュレーションをしてみてください。
あとは、ステージごとに生活が変わることも考慮しておきましょう。例えば、子どもが生まれたときや幼稚園、保育園、小学校への入学時などです。それらの出費についても、ライフプランに組み込んでおくことによって、より計画的なものとなります。
■将来設計を考慮して
住宅の購入は、将来設計とともにあるべきものです。若いうちは計画性に乏しかったとしても、マイホームのように大きな買い物をするのをきっかけとして、将来についてもきちんと考えておくことが大切です。
5年後はどうなるのか、10年後はどのような生活をしているのか。20年後、30年後についてはどのような変化が想定されるのか。そのように、住宅ローンの返済と合わせてシミュレーションしてみることで、より未来が想像しやすくなります。
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