
発達障害の子どもたちは、多くの才能を秘めている一方、苦手なことも多く存在します。それにより、生きづらさを感じている子供たちも少なくありませんが、取り組み方によって、克服できる可能でいがあります。今回は、子どもの「能力」を最大限に引き出す苦手克服術について解説します。
なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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子どもに、早い時期に「文字」を教えるメリット
早い時期に文字を教えると、どんなメリットがあるのでしょうか。
ひらがなを覚えた時期と学力の関係を、東京の11校の小学校が調査をしたところ、ひらがな読みの時期が早いほど、学力によい影響があるという調査結果がでました。
文字を早くから覚えた子どもは、他の子どもより、はるかに思考力が高い子どもに育つそうです。

それでは、どのようにしたら、子どもが無理なく文字を読めるようになるのでしょうか? そのステップを紹介しましょう。
子どもの目につくところに「あいうえお表」を貼る
幼児期は、入った情報を繰り返し、自動的に処理する能力があります。
繰り返し情報が入ると、ある時期になると、その規則性を理解することができるのです。文字を読むことは、1~2歳の子どもにはまだ早いと思われがちですが、この頃でも文字を「認識」することはできています。
ですから、文字を繰り返し見せ、読んでいると、早く文字読みができるようになるのです。まずは、環境を整えることが大切なのです。

子どもの目に付くところに「あいうえお表」を貼りましょう。そして、繰り返し「あいうえお表」を読んであげましょう。早い時期から環境を整えると、子どもは自然に興味を持ちます。
この点では、文字が書いてある「つみき」や、文字の形をしたスポンジパズルは、遊んでいる間に文字情報が入ってくる便利な教材です。
赤ちゃんの時から遊び場に置き、口にくわえたり歯固めにすることもありますが、大目に見て利用してください。
文字を早くから書けるようになる「コツ」は?
鉛筆をスラスラ動かすのには、力加減が必要です。
子どもは力を入れすぎたり、力が足りなかったり、書くスピード加減が難しいため、いきなり鉛筆を持ってひらがなを書かせても、弱々しいガタガタした線になったり、力を入れ過ぎて、緩やかに曲線を書くことができず、うまくいきません。
以下、文字書きを進めていくコツをご紹介します。