人材不足はウェブマーケティング業界の課題
マーケティングの世界では、ブルーオーシャンを見つけ出せる人材が求められています。もちろんウェブマーケティング業界も同じですが、それだけでなくプランナー、ディレクター、マーケターと呼ばれる職種の適任者も慢性的に不足しています。
ウェブ広告の代理店の営業担当は、大多数がクライアントの要望を聞いてそのまま広告を出すか、担当部門や外注先につなぐだけです。ウェブ制作会社にはイラストレーターやフォトショップで画像を加工するのが得意な人や、コーディングのできる人が揃っているでしょう。しかしある特定のターゲットに向けてこんなサイトにしたらいいとディレクションできる人が足りている会社はまずありません。
これはウェブマーケティング業界の大きな課題となっています。
ウェブ系の学校でも、ソフトウェアを使うスキルは教えても、ウェブマーケティングを統括する人材を育成するための授業があるという話はあまり聞きません。
ネット広告の手数料を取るだけの広告代理店や、ただ作っただけで終わりの制作会社、単品営業でウェブマーケティングの全体が見えていないSEO会社、口先だけで実行力のないコンサルタント会社は、早く不要な存在になって淘汰されてほしいと私は思っています。
そうなれば、茶番としてのウェブマーケティングも過去のものとなるはずです。そしてカモにされてしまうクライアントがなくなり、本当のウェブマーケティングの価値が理解されるようになると考えています。
後藤 晴伸
後藤ブランド 社長
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