ウェブマーケティング業界は楽して儲けようという人が多いと指摘するのは後藤ブランド社長の後藤晴伸氏だ。「高い費用をかけても売り上げは伸びなかった」「報告書を読んでも、担当者に聞いても何をしているのかわからない」「契約したとたん対応が悪くなった」……。同業者にとって耳の痛いウェブマーケティングの実態を暴き、本当の魅力を伝える。

人材不足はウェブマーケティング業界の課題

マーケティングの世界では、ブルーオーシャンを見つけ出せる人材が求められています。もちろんウェブマーケティング業界も同じですが、それだけでなくプランナー、ディレクター、マーケターと呼ばれる職種の適任者も慢性的に不足しています。

 

ウェブ広告の代理店の営業担当は、大多数がクライアントの要望を聞いてそのまま広告を出すか、担当部門や外注先につなぐだけです。ウェブ制作会社にはイラストレーターやフォトショップで画像を加工するのが得意な人や、コーディングのできる人が揃っているでしょう。しかしある特定のターゲットに向けてこんなサイトにしたらいいとディレクションできる人が足りている会社はまずありません。

 

これはウェブマーケティング業界の大きな課題となっています。

 

ウェブ系の学校でも、ソフトウェアを使うスキルは教えても、ウェブマーケティングを統括する人材を育成するための授業があるという話はあまり聞きません。

 

ネット広告の手数料を取るだけの広告代理店や、ただ作っただけで終わりの制作会社、単品営業でウェブマーケティングの全体が見えていないSEO会社、口先だけで実行力のないコンサルタント会社は、早く不要な存在になって淘汰されてほしいと私は思っています。

 

そうなれば、茶番としてのウェブマーケティングも過去のものとなるはずです。そしてカモにされてしまうクライアントがなくなり、本当のウェブマーケティングの価値が理解されるようになると考えています。

 

後藤 晴伸
後藤ブランド 社長

 

【関連記事】

税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると

本連載は後藤晴伸著『増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番』(幻冬舎MC)の抜粋原稿です。

増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番

増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番

後藤 晴伸

幻冬舎メディアコンサルティング

業界を知り尽くした著者がウェブマーケティング業界の闇を暴露する衝撃の一冊。 インターネットがビジネスでも必須の存在となり、ウエブを活用した賞品宣伝や集客が当たり前になり、検索順位を上げたり、広告から商品の購入に…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧