今回は、幼児期から文字を教えるメリットと、その方法について見ていきます。※本連載では、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもに「学ぶことの楽しさ」を教える方法を解説します。

「良い」褒め方と「悪い」褒め方の違い

数百人の子ども達を対象に行なわれた実験では、「頭が良いのね」と能力を褒められたグループは、新しい問題にチャレンジするのは避けて、簡単にできる問題しかやりたがらなくなってしまいましたが、「頑張ったのね」と努力を褒められたグループは、約9割の子ども達が新しい問題にチャレンジする方を選びました。

 

次になかなか解けない問題を出されると、能力を褒められたグループは「おもしろくない」と答えるようになりましたが、努力を褒められたグループはむしろ、「難しい問題の方がおもしろい」と答える子どもが多いという結果になりました。

 

最終的に、能力を褒められたグループの成績は下がり、努力を褒められたグループの成績は上がったのです。

 

【エルバート・ハバード (アメリカの教育家)の言葉】
〜天才とは、ただ、努力の継続をできる人のことをいう〜

 

子どもが努力し続けられる人になるために、まずは努力すれば能力が上がるんだと言うことを伝えて、潜在能力のスイッチをオンにしてあげましょう。さらに結果だけでなく、努力したそのこと自体をたくさん褒めてあげましょう。

 

 

大坪 信之

株式会社コペル 代表取締役

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※当記事は、2018年12月4日刊行の書籍『「発達障害」という個性 AI時代に輝く――突出した才能をもつ子どもたち』から抜粋したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

大坪 信之

幻冬舎メディアコンサルティング

近年増加している「発達障害」の子どもたち。 2007年から2017年の10年の間に、7.87倍にまで増加しています。 メディアによって身近な言葉になりつつも、まだ深く理解を得られたとは言い難く、彼らを取り巻く環境も改善した…

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