「おたくには割引プランはないの?」
「△会社のプランに乗り換えたら、今よりお得になりそうなんだけど、おたくには割引プランはないの?」
などと要求があれば、事業者としてはその要求に応じていかなくてはなりません。他社との競争に敗れるからです。要求があればまだいいほうで、大概の利用者は今の事業者に相談なく、よりお得なほうへ流れていくのです。ここに利用者と事業者によるプラスのスパイラルも生まれます。
次に、保安の強化です。ガス業界に限っていうと、新規参入会社によって、ガス管をはじめとする各設備の開発競争が起こり、より先進的なガス供給インフラシステムが生まれるきっかけとなります。他業種の参入はイノベーションも引き起こすのです。競争の原理によって、ガス料金が抑えられるため、国民の生活の向上も意識しているはずです。
ガスや電力といったエネルギーは、現代人にとってなくてはならないものです。誰もが食事もすれば、入浴もする。毎日必ず使わなくては生活できません。それらのコストを抑えることによって、国民の消費を促す目的も、自由化にはあるはずです。
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