様々な情報に触れることができる時代、投資を始める際に、どのような意見を参考にすべきか迷ってしまう人は少なくありません。そんななか、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 グローバル資産形成研究所は「金融商品の短期売買とは、金融市場のなかで行う投機、すなわちギャンブルのようなもの」だと述べています。今回は、グローバル資産形成研究所が「短期売買」をオススメできない理由について解説します。

 

③法定速度で運転する

投資によって得られる収益とは、じっくりと腰を落ち着けて投資を続けることで、世界の経済や企業の長期の成長の恩恵を得るものです。

 

前述の通り、金融市場における価格は、長期では実体経済や企業の実力を反映します。短期売買のように、バックミラーに映る景色に左右され自らで急発進と急ブレーキを繰り返すのではなく、あくまで社会や企業の長期の成長とともに、自分の金融資産を増やしていくという姿勢が大切です。

 

これまで述べてきた通り、筆者は短期売買をまったくお勧めしません。どうしても興味があるのであれば、一時的な楽しみとして割り切って、資産のごく一部にとどめるべきでしょう。

 

短期で高い収益を上げた話を聞くと、ついつい自分も儲けることができるのでは、と思ってしまうかもしれませんが、そのような話には耳を傾けないことです。上記でお話した長距離運転のように、真にバランスの取れた車に乗り込み、広い視野で前を見ながら、着実な資産運用を続けていくことが皆さんの将来の豊かさへの近道です。

 

人生100年時代、これからも人生と社会を豊かにするための、新しいお金との付き合い方を学んでいきましょう。

 

 

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「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると

※本記事は、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社のインベスコ グローバル資産形成研究所レポート「100年時代のお金について考える」Vol.13として公開されたものです。

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